南太平洋のトンガで起きた大規模噴火の影響で、日本の太平洋沿岸部に津波警報や津波注意報が出されたことに伴い、岩手県立大学宮古短期大学部(岩手県宮古市)が1月16日、大学入学共通テスト2日目の実施を中止した。

大学入試センターによると、津波の影響で試験を取りやめたのはこの1会場のみ。受験予定だった195人が再試験の対象となる。再試験は30日に同じ会場で行われる。

大学入試センターは共通テストを実施する全大学に対し、津波に関する避難指示や交通機関の遅れによって受験できなかった受験者には、追試験の申請を受け付けるよう連絡した。受験生は16日中に問い合わせ大学に連絡するか、17日午後5時までに大学入試センターに連絡する必要がある。

再試験は災害や試験実施上の事故などで試験が実施できない場合に同じ会場で行われる。追試験は、病気や事故などやむを得ない理由で受験者が試験を受けられない場合に対象となり、今年は各都道府県に会場が設けられる。