国公立大学の2021年度一般選抜前期　24大学で「門前払い」　第１段階選抜実施大学一覧

2021.03.01

文部科学省は２月24日、国公立大学の2021年度一般選抜（一般入試）前期日程で、大学入学共通テストの点数による第１段階選抜（いわゆる足切り）を24大学で実施したことを明らかにした。

第１段階選抜は、各大学が学部ごとに予告した倍率を超えた場合などに、大学入学共通テストの点数により２次試験（個別試験）の受験者を絞り込むこと。採点時間に限りがあることなどを理由に一部の国公立大学が実施している。

文科省のまとめによると、国公立大の21年度入試前期日程では64大学（168学部）が志願者数によっては第１段階選抜を実施することを予告していたが、実際には24大学（37学部）が実施した。第１段階選抜で不合格となり、２次試験を受験できなかった受験生は2139人だった。第１段階選抜を取りやめた大学が11大学（14学部）、条件を緩和して実施した大学が７大学（８学部）あった。

国立大の中で第１段階選抜の不合格者が最も多かったのは東京大学（482人）。愛媛大学（201人）が続いた。公立大学では東京都立大学（445人）だった。

21年度一般入試前期日程で第１段階選抜を予告していた国公立大学の実施状況は次の通り。

※大学名　第一段階選抜不合格者数