冬に聴きたくなるオススメ音楽を高校生記者に紹介してもらいました。
心がじんわり温まる
back number「ヒロイン」
誰もが一度は経験したことがあるような、冷たくなった手を組んであたためる仕草。吐き出して白くなった息をみて冬の訪れを感じる気持ちなどが頭の中で鮮明に思い起こされて、とても共感できる歌だなと思います。
「冬」という温もりが恋しくなる季節をメインテーマとし、片思い中の切なさや楽しさ、一喜一憂する気持ちがたくさん歌われています。
片思いのぎゅっと胸が締め付けられるような気持ちだけでなく、一途な気持ちや希望などが歌われている素敵な歌です。恋をしている人もしていない人も、聞くとじんわりと心が温まって、大切な人に会いたくなると思います。(Rin=2年)
不器用な主人公の真っすぐな気持ち
井上苑子「赤いマフラー」
この曲は「ナツコイ」や「だいすき。」などの「夏」や「ポップ」というイメージで有名な井上苑子さんの曲です。
このようなイメージが一般的にある中で、「赤いマフラー」は一番の友達だった「君」が他の女の子を好きになって失恋してしまう主人公の気持ちを歌っています。テーマだけ聞くと重いかもしれませんが、実際の曲は女性らしい声で、正直にまっすぐに自分の気持ちを伝える清々しい曲です。
クリスマスやバレンタインとロマンチックなイメージのある冬ですが、学生ならでは、等身大で不器用な主人公ちゃんの気持ちが直球でぶつかってくるこの曲は私の冬の定番です!(マリーナ=2年)
幻想的な雰囲気が冬にぴったり
SEKAI NO OWARI「スターライトパレード」
冬の満天の星空や、イルミネーションに彩られた夜を連想させてくれる曲です。
SEKAI NO OWARI (通称セカオワ)は独特のファンタジックな世界観が人気で、個人的な冬に対する「幻想的」というイメージがぴったりと重なります。歌詞に「星が降る眠れない夜」や「もう一度連れていってあの世界へ」とある他にも、「聖なる夜にworld requiemを謳うと」とクリスマスをも感じさせてくれます。
また、曲調もファンタジーっぽさの中に優しさがあり包み込むようで、部活帰りに暗くなった道で聞くと寒さもいいかな、なんて少し暖かい気持ちになることができるのでオススメです!(マリーナ=2年)
包容力のある雰囲気、歌詞に惹かれる
GReeeeN「冬のある日の唄」
まず、私はGReeeeNが大好きです。まず、GReeeeNの曲は、包容力があります。曲なのに、そう感じられるって不思議ですよね。そして、私は音楽に明るくないのですが、この曲の好きなポイントがいくつかあります。特に、曲全体の雰囲気です。「冬」を感じさせる高い音がリズムを作っていてそれがとにかく素敵です。歌詞も心惹かれるものです。ぜひ聞いてみてください!(めろん=2年)
不器用な恋模様を描く
back number 「クリスマスソング」
切ない恋模様が描かれています。好きな所はサビの部分です。もどかしく不器用ながらも、好きという気持ちが歌詞から伝わってきます。
「会いたいと思う回数が会えないと痛いこの胸が」という部分では、会いたいけど、会えないというもどかしさ感じが胸を打ちます。「できれば横にいてほしくてどこにも行ってほしくなくて」という部分では、一緒にいたいという気持ちが分かります。そして最後の「君が好きだ」というストレートな歌詞。私は、ここの部分が大好きです。
聴くと少し切なく、でも恋がしたくなるそんな曲です。冬のシーズンに聞きたくなる恋愛ソング、皆さんもぜひ聴いてみて下さい。(Rinka=1年)
クリスマスの雰囲気を連想
嵐「wish」
私が冬に聴きたい曲は嵐の「wish」です。
冬だなあと感じる部分は「街に愛の歌 流れはじめたら 人々は 寄り添い合う」と「鐘の音響く時 僕は君をきっと強く 抱きしめている」という歌詞です。この部分はクリスマスのイルミネーションや、ジングルベルなどを連想させます。
一見、冬が感じられないかも知れませんが、私が思うに一番街に愛の歌が流れるのは、クリスマスなのでこの曲で冬を感じます。PVでも雪が降る演出があります。
嵐の曲の中でも「wish」は代表的な曲で冬になるといろんなお店で流れているのをよく聴きます。(ちーちゃん=3年)
冬アニメのオープニングテーマ
やなぎなぎ「over and over」
テレビアニメ「JustBecause!」のオープニングテーマ曲で、10月から12月にかけて放送されたこともあり、私の中では冬になると聞きたくなる曲です。また「JustBecause!」は、高校受験を控える登場人物たちの片思いや失恋など、高校生のリアルな恋愛を描いたアニメで「君を誰よりも深く知っていたのに」というフレーズは、アニメを見ると「なるほどね」と納得できるような曲です。
皆さんには、まずはアニメを見ながら「over and over」を聞いていただき、透き通るような声のやなぎなぎさんのほかの曲もたくさん聞いてもらいたいです。(朝倉七緒=2年)
冬の高校サッカーのテーマ曲
Mrs. GREEN APPLE 「僕のこと」
「一人ひとりの思いが重なってチームになっていく」という思いを込めて名付けられた「僕のこと」は、第97回全国高校サッカー選手権大会の応援歌として書き下ろされた曲で、今までとこれからの人生への賛歌です。サッカー大会に出場する高校生たちの、冬の思い出になったであろう、冬のイメージが強い曲です。
この曲を作った大森さんは、「高校生の選手たちが『素敵だった』と振り返ることができるような青春を彩り、仲間との日々など、一人ひとりのいろいろな場面における思い出の曲として生きればいいな」と思い書いていったそうです。
無責任に「頑張れ」という言葉を書きたくなかったため、「頑張れ」とはひと言も言わずに、応援歌を歌い上げています。ミセスが人生を懸けて、高校生に誠心誠意向き合って作った曲なので、きっと、高校生の、あなたの心に強く響くはずです。
実際に、私は、「僕のこと」が伝えてくれるメッセージに感銘を受け、とても救われました。今年の冬だからこそ、感じることもあると思うので、ぜひ、歌詞の一言一言に耳を傾けて、自分と重ね合わせながら、聴いてみてください。
「奇跡は死んでいる」という、一見、ネガティヴにみえる歌詞には、「たとえ『奇跡』は起きなくても、努力が報われなくても、それまで歩いてきた道の全てを肯定してほしい。負けたチームは、負けた所で終わりではなくて、それも、いつか「軌跡」になる道だと、全部肯定できる人生だ」という想いが込められています。高校生活を1ページ1ページ刻んで生きている尊さを歌っています。
壮大なバラードの曲調の中に、力強さや荒々しさを持ったフレーズや、いろんなジャンルの音楽や演奏技法が入っていて、面白いので、ぜひ、それぞれの楽器にも注目して聴いてみてください。(フェノメナ=3年)
冬が訪れるわくわく感
DREAMS COME TRUE「この街で」
秋が過ぎて冬が訪れるときのわくわく感と、冬の街で感じられる人々の暖かさを爽やかなメロディに乗せて歌い上げています。
冬が深まると気温が下がってきますが、家族などとの交流の中で感じられる人のぬくもりが急に無くなることはありません。この曲には「うれしさもあたたかさも この街で生まれる たくさんの思い出が ここからまた生まれる」という歌詞があります。街の中での人々との交流から嬉しさなどの感情が生まれ、それは良い思い出になるということです。
「生きる活力が湧かないときは日頃の何気ない出来事に目を向けてみると、そこには小さな幸せが見いだせるかもしれない」。この曲からそんなメッセージを得た気がしました。(かんちゃん=3年)
希望に未知、温かく明るい気持ちになる
NCT DREAM 「Candle Light」
デジタル音源企画「SM STATION」から、2018年12月27日に公開された曲です。
メンバーのMARK(マーク)さんが作詞に参加した曲で、家族・友人・恋人に感謝と愛を伝えるメッセージが込められた暖かい曲です。アコギの爽やかなサウンドとメンバー7人の歌声が調和した明るい雰囲気のポップウィンターソングになっています。
MVは、映画スタッフに変身したNCT DREAMが一緒に撮影をしていく、温かくて、NCT DREAMの少年らしさが出ていて、まるで童話のようなかわいいMVです。
希望に満ちた歌詞で、温かく、明るい気持ちにさせてくれるウィンターソング、NCT DREAM「Candle Light」を聴いてみてください!(Rea=3年)
クリスマスが近づく高揚感
竹内まりや「すてきなホリデイ」
CMソングにも起用されたことがあるので、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?
この曲ではクリスマスが近づくにつれて高まる高揚感が、軽やかなメロディに乗せて歌われています。曲中の鈴の音色を聞くと、思わずリズムに乗りたくなります。
私はこの曲の「クリスマスは誰にもやって来る もしひとりぼっちでも 淋しがらずに」という歌詞に感動して以来ここ数年、冬になると必ずこの曲を聴いています。
クリスマスは誰にでも訪れ、みんなに幸せをもたらしてくれるというこの曲のメッセージを胸に、悲しいことがあってもくじけずに生活したいと思いました。皆さんもぜひ聴いてみてください。(かんちゃん=3年)