恋愛中に音楽を聴くと、歌詞に自分を重ねたり、励まされたりして、支えになりますよね。好きな人がいるとき、好きな人のことを想って聴きたい恋愛ソングを、高校生記者に紹介してもらいました。

悲しみが君と居たい理由を教えてくれる

Mrs. GREEN APPLE「ロマンチシズム」

力強いリズムと共に、ドキドキするストーリーが展開していく、人類愛と恋をうたう、爽快な恋愛ソングです。

きっと、誰もが、自分の思うようにできず、くじけてしまう事があると思います。この歌を聴くと、その毎日は「強く生きて行ける大人になるため」で、人生はいたずらにも悲しみが「君と居たい意味」を教えてくれるのだ、と気づかせてくれます。

また、「愛を愛し 恋に恋する」のは人間ができる事で、本能的にしてしまう事だから、同じ時間を生きている、「運命」の人に巡り会えたならば、世間的なルールよりも、自分の価値観で恋をしてもいいんじゃないか、というメッセージに励ましてもらえます。ミュージックビデオを見ると、笑顔と勇気をもらえるのでオススメです。(フェノメナ=3年)

高鳴る恋心と重なる曲調が背中を押す

Mrs. GREEN APPLE「青と夏」

片思い中の人、恋の勇気がないという人にぜひ聴いてほしい曲です!

鮮やかな歌詞の中でも、「大人になってもきっと 宝物は褪せないよ 大丈夫だから 今はさ 青に飛び込んで居よう」という部分が特に印象的です。目の前の多くのことで不安になりがちな青春時代だけど、今は今しかできないことを思いっきり楽しもうよ、というポジティブなメッセージを心に残してくれます。

また曲中では「映画じゃない」「僕らの番だ」というフレーズが力強く歌われ、主人公は紛れもなくあなたであり、誰もが主人公になれるんだ、と直接自身に働きかけてくれます。

爽快でアップテンポな曲調が高鳴る恋心と重なり、今、あなたの背中を押してくれるはずです。(ジェス=2年)

恋が楽しくなる キュンキュンするMVもオススメ

井上苑子「近づく恋」

この曲は今年の3月19日にMVが公開されたばかりで、今夏のシーブリーズのCM曲にもなっています。この曲は歌詞だけでなく、MVもすごくリアルに描かれているので共感できる部分がたくさんあります。私が特に好きな部分は「駅までのイヤフォン 自然にラブソング流しちゃってさ 自分 重ねてるんだ」です。あるあるですよね。

MVでは両片思いのような関係が描かれていますが、片思いでもすごく共感できると思います。さらに、このMVには田鍋梨々香さんと宮世琉弥さんが出演してますが本当に美男美女で、見てるだけでキュンキュンしちゃいます(笑)。また、この曲は共感できるだけでなく恋が楽しくなってくるような曲です。ぜひ聴いてみてください!(JAS=1年)

複雑でちょっと面倒な女の子の気持ちを表現

=LOVE 「Want you! Want you!」

好きな男の子のためにかわいくなろうと努力している女の子目線の曲です。かわいくなるために雑誌で勉強しても気付いてもらえなくて寂しかったり、関係性のわからない彼に対して少し不安になったり、知らない女の子の存在に嫉妬しちゃったり……女の子の複雑でちょっと面倒くさい気持ちをストレートに表現しています。

また、「Want you! Want you!」とキャッチーなフレーズのあるサビでは、悩んでしまうこともあるけれど彼のことが好きでたまらない思いがあふれています。恋する女の子ならば共感すること間違いなしです。カラフルで歌もダンスもかわいいMVをぜひ見てみてください!(Sae=3年)

好きな人を太陽に例えているのがすてき

ROCK'A'TRENCH「My SunShine」

私が好きな人のことを想って聴きたい恋愛ソングは、ROCK'A'TRENCHさんの「My SunShine」です。この曲は私の好きなドラマの主題歌で、歌詞に好きな人に会いたい、守りたいというストレートな気持ちが表現されています。男性目線の歌詞ですが、好きな人のことを太陽に例えて歌っているのがすてきだと感じるポイントです。

聴くと思わず心と体が弾んでしまうリズムと、恋をしているときのドキドキが重なってとても幸せな気持ちになれます! 好きな人へのまっすぐな想いを自分の代わりに言葉にして歌ってくれているので、想いをうまく言葉にできずにもどかしい! という人に特にオススメです。(あまおう=2年)

数十秒でドラマチックな恋の場面を展開

DREAMS COME TRUE「JET!!!」

国民的バンドとして長らく親しまれている「DREAMS COME TRUE」。中でも飛び抜けて甘々な曲「JET!!!」をおすすめします。

歌い出しは主人公がデートに出掛けるところから始まります。なぜ会いに行くだけでこんなにもはしゃいでいるのだろう、と不思議に感じている主人公。今日こそは「大事なこと」を言ってくれるのではないか、という期待をしつつお相手のもとに向かいます。

「ふっと出した手が すっとよりそって ぱっとつながった ぐっと近づいて ちょっと背伸びして おでこがぶつかった」

どうですか……。ほんの数十秒だけれども、とてもドラマチックな場面をここまで鮮やかに歌い上げる、まさに名人のなせる技でしょう。

ぜひ一度聴いてみてください。(タムカイ=3年)

「彼氏」になる前に花火を見ながら聞いた思い出の曲

Frank Sinatra・Count Basie「Fly Me to the Moon(In Other Words)」

昨年の夏、好きな人と花火大会に行ったとき、人の流れがひくのを待っている間に、2人で1つのイヤホンをつけ彼が音楽をかけはじめました。そのときに彼がかけたのが「Fly Me to the Moon」です。

「僕、この歌好きなんだよね」と言って、目を閉じて歌詞に聴き入りました。好きな気持ちに正直になれず「私を月へ連れて行って」と歌がはじまります。まさに、その瞬間の私の気持ちそのままです。しかし最後は「言い換えると、あなたを愛してます」というストレートな告白で歌は終わります。

時を早送りして約1年後、今では彼と付き合っています。あの日からこの歌を私のプレイリストに入れて、流れると甘酸っぱい気持ちになります。1960年代にリリースされた少し古い洋楽ですが、おすすめです。みなさんもぜひ聴いてみてください!(Summer=3年)