シングルスでも優勝した古賀穂

バドミントン男子学校対抗決勝(8月3日、千葉ポートアリーナ)で、富岡(福島)が東大阪大柏原(大阪)を3-1で下して2連覇を達成。3月の全国高校選抜大会では、決勝で0-3のストレート負けを喫した相手に雪辱を果たした。
 練習は平日約4時間、土日は8時間にも及び、休みはほぼない。それでも、主将の林達也(3年)=福島・富岡一中出身=は「このままでは柏原に勝てない」と感じていたという。そこで、選手全員が「夏制覇」を目標に定め、全体練習以外にも個人で定めた強化メニューに取り組んできた。

3キロの走り込み続けた

連覇に沸く富岡のメンバー

シングルスでも優勝した古賀穂(みのる)(3年)=同中出身=は、スタミナ強化のために週5日、部活の前や後に3キロの走り込みを自分に課した。「この日のために走り込んできた。おかげで試合の最後まで動くことができた」と振り返った。
 西豊(3年)=同中出身=が掲げた目標は筋力アップ。空いた時間を利用して100回の腕立て伏せを毎日続けた。「持ち味のアタック力に磨きをかけることができた。続けたことで、自信にもなった」
 林は「一人一人が真剣に、どうすれば勝てるのかを考えて実行したから勝てた」と語った。
(文・東憲吾 写真・幡原裕治)