勉強法についてのお悩みに、多くの受験生を合格へと導いてきた先生がアドバイス。駿台予備学校の人気英語講師の増田悟先生に答えてもらった。(構成・安永美穂)

Q.きれいな発音を身につけるには?

 

A.リズムや強弱のつけ方をまねしよう

海外で通じる英語を話すには、イントネーションやアクセントが重要だ。発音の練習をするときは、手本となる音声をよく聞き、リズムや強弱のつけ方をまねしてみよう。

そして、「英語らしく聞こえる」発音のコツとしては、次の3つのポイントを意識してほしい。

1つ目は、日本語の語末の母音に注意すること。例えば、presentは日本語なら最後の音は「ト」と発音するが、英語では“t”のみで母音の“o”は入らない。

 2つ目は、日本語にはない音の発音をマスターすること。catの“a”は[æ]と発音し、cutの“u”は[ʌ]と発音するなど、発音記号を確認しながら、正しい発音を身につけよう。

3つ目は、似ている音の区別を意識すること。“l”と“r”、“b”と“v”のような音を使い分けられるようになると、英語らしい発音に近づくはずだ。

 
増田悟先生(駿台予備学校 英語科講師)
ますだ・さとる 東京都出身。東大大学院ではロシア文学を専攻。分かりやすく熱意あふれる正統派の授業が身上。