「さどびより」
弘前高校(青森) 佐々木未唯さん(美術部部長)、工藤美空さん、平野満里奈さん(3人とも3年)
(第18回全国高校版画選手権〈はんが甲子園〉佐渡市長賞)

 

Q、どこにこだわったの?

今年3月のはんが甲子園(全国の高校生が新潟県佐渡島で、3日間かけて作った版画作品の出来栄えを競う大会)での作品です。大会のテーマは「佐渡からの便り」。佐渡で取材して特に感動し、家族や友人に教えたいものを盛り込みました。こだわったのは、中央にあるポストと夕焼け空と海の色。グラデーションを刷り出すのに苦労しました。 (佐々木さん)

大きい作品を少ない日数で作り上げるのですが、だからといって細かな彫りをすることを避けずに、あえて細かく手の込んだ作品にしました。とても達成感を得ることができました。 (工藤さん)

Q、大会でのエピソードを教えて。

作品の構成に時間をかけ過ぎたため、彫り終わるまでにも時間がかかりました。刷り始めたのは提出期限の1時間前。刷りも初めてだったのでうまくいかず、最終的に作品を完成させて提出したのが締め切り1分前でした。(平野さん)