YouTubeやサブスクの影響で、テレビ離れが加速していると聞きます。ですが、地上波にはテレビならではの面白さやこだわりがあるんです。バラエティー鑑賞が日課の私が、TVerで見られるおすすめ番組を二つ紹介します。(高校生記者・そもそも=2年)

テレビは「なんとなく」見る人が多い

テレビ離れは、特に10代である高校生に強く表れていると感じます。私のまわりでは「なんとなく、ついているから見る」という人が多く、テレビを好んで見ている人はわずかです。

アメトーークCLUBの視聴者企画に当選したハンディファン

ですが、私はテレビのバラエティー番組が特に好きです。「水曜日のダウンタウン」(水曜22:00~23:00、TBSテレビ系)や「世界の果てまでイッテQ!」(日曜19:58~20:54、日本テレビ系)などの人気番組ほか、地上波テレビには多くのこだわりが詰まっています。

本音トークがこぼれる「あちこちオードリー」

例えば、お笑いコンビ・オードリーの冠番組「あちこちオードリー」(水曜23:06~23:55、テレビ東京系)は、料理店の大将に扮(ふん)した春日さんと、常連客に扮した若林さんが、芸人、俳優、スポーツ選手など多彩なゲストを招き、「本音トーク」を繰り広げる番組です。

通常、一般的なトーク番組は収録前にゲストにアンケートをとり、番組構成する場合が多いそうですが、この番組は事前アンケートが一切ありません。そのため、ゲストが思わず本音をこぼす場面も多く「ここでしか聴けない話」が飛び出します。番組の自由度が高いからこそ、若林さんのトークを展開する力が光るのもポイントです。

念願、大好きな関西テレビ(カンテレ)に行った

報道番組風なコント番組「全力!脱力タイムズ」

「全力!脱力タイムズ」(金曜23:00~23:30、フジテレビ系)は、くりぃむしちゅーの有田哲平さんとアナウンサーの佐久間みなみさんが司会を務める、「報道番組風」のコント番組です。

毎回、芸人ゲストと俳優ゲストが登場します。台本や演出のブラッシュアップを有田さんが手がけていて、独自の色の強い構成です。思わずツッコミたくなる臨場感があります。

プロが作り出す「面白さ」を楽しんで

テレビ番組の一番の面白さは、出演者と編集などの制作に携わる人の力や専門性が融合している点にあると私は思います。面白い人に、テレビ業界のプロの力が加わると、さらに面白さが増しています。

YouTubeやTikTokなどのショート動画とも異なる、テレビ番組の楽しさも知ってほしいです。今は録画せずとも放送後1週間以内であればTVerアプリで視聴できるので、気になる番組はぜひチェックしてみてください。

そもそも 京都府在住。サンリオ、リラックマ推し。好きなアーティストはMr.Children、お笑いが好きで、半年に1回くらいのペースでお笑いライブに行っている。