冬クールドラマが盛り上がっています。たくさん作品があり「どれを見ればよいのか分からない」人へ。毎クール10本前後のドラマを見る大のドラマ好きの私が、今期おすすめの作品を5つ紹介します。(高校生記者・ぴょんこ=2年)
119番通報の緊迫感にどきどき
119 エマージェンシーコール(フジテレビ系列、毎週月曜21:00~)
消防局の通信指令センターを舞台に、119番通報に対応する指令管制員の姿が描かれています。命を救うために、通報者に「声」で対応するシーンでは緊迫感が漂っていて……見ている私も、息をのむほど緊張します。
「イタズラ通報」など119番通報に関わる問題も取り上げられており、現代社会が直面している課題を考えさせられます。個性豊かな指令管制員たちの関係性も見どころの一つです。
頑張る研修医の姿に元気もらえる
まどか26歳、研修医やってます!(TBS系列、毎週火曜22:00~)
主人公のまどかをはじめとする研修医が、一人前の医者を目指して奮闘する物語です。「スーパーローテーション」と呼ばれる制度で、2年間かけて各科を回ります。「働き方改革」により、自分たちが研修医だった頃とは状況が違い、指導に困難や迷いを感じている心情も描かれているのが印象的です。
研修医や医療現場を細かく丁寧に描いたドラマとなっています。壁にぶつかっても、乗り越えようと頑張る研修医の姿に勇気をもらえます。
放火犯は冤罪か? 考察が楽しい
クジャクのダンス、誰が見た?(TBS系列、毎週金曜22:00~)
主人公は放火で父を殺された娘・心麦。父がのこした手紙には、逮捕された放火犯は「冤罪」と書かれていて驚がく。事件の真相を追っていきます。
誰が本当の犯人なのか考えさせられ、登場人物を疑いながら見てしまいます。1時間があっという間に感じるほど、作品に引き込まれます。果たして事件がどのように解明されていくのか、作品の展開に目が離せません。事件を考察するのもおすすめです。
鋭く痛快な推理にわくわく
相続探偵(日本テレビ系列、毎週土曜21:00〜)
元弁護士で、遺産相続を専門に請け負う探偵・灰江七生が、2人の仲間と共に事件を解き明かしていきます。灰江の推理は鋭く、見ていてとても痛快です。
「後に書いた遺言書の方が有効」や「ビデオでの遺言は法的に無効」など、相続にまつわる豆知識を得ました。知識を深められる作品です。どうして灰江が弁護士ではなく探偵になったのか、灰江の過去に何があったのかにも注目しながら見たいと思います。
高校生の「リアルさ」に驚いた
御上先生(TBS系列、毎週日曜21:00~)
文部科学省の官僚が高校に左遷され教師となり、教育制度の内部から日本教育にはびこる権力に立ち向かいます。現代の高校生が繊細に描かれており、1話を見た時は「リアルさ」に驚きました。
日本の教育に関わる国や文科省と学校がどう絡んでいくのか、今後の展開が見逃せません。このドラマが現実の日本の教育にどのような影響を与えるのかも含めて、楽しめる作品だと思います。
- ぴょんこ 東京都在住。圧倒的テレビっ子。ドラマや映画鑑賞、J-POPを聞くことが趣味。推しはあいみょんさんと志尊淳さん。将来は映像や音楽関係の仕事に携わりたい。