2025年度大学入学共通テストの2日目の試験が1月19日、全国の651会場で実施された。化学は、駿台・ベネッセによる「データネット」によると昨年より難化、「問題文が長く読解力を要し、与えられた条件から段階的に考える問題が増加した」という。

「ほぼ東大化学では…」難化に苦しむ声も

データネットが「目新しい問題」としたのは、第5問の「原油とそれに含まれるバナジウム」を題材に、有機反応や熱化学、成分量を問う総合問題だ。SNSでは「原油の分留がでるとは思わなかった」と、意外な出題に驚く声も上がっていた。

大学入学共通テスト2025「化学」第6問の問1より、原油の分留の図

計算問題の数は増加し、計算結果の値を直接マークする問題も出題された。全体を通して、「ほぼ東大化学」「難化というより理不尽」「最後まで終わる人はほんの一握りでは」など難しさを嘆く人が多く見受けられた。

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