2025年度大学入学共通テストの2日目の試験が1月19日、全国の651会場で実施された。新課程に対応して初めて実施された「情報Ⅰ」は、4つの大問で構成され、試験時間は60分間だった。モデル化とシミュレーション、データの活用、プログラミングなど、情報Ⅰの全分野から幅広く出題された。
第2問のAでは、高校生が職業体験で全国チェーンのスーパーマーケットに訪問したという場面を設定し、「店の情報システム」をテーマとした問題だった。

プログラミングは「解きやすかった」の声
受験生からは「問題訂正が多かったので混乱した」(えりたろ・3年)、「時間が短く感じた」(フルーツ・3年)、「知識系(の問題)ほぼなくてびっくり。最後の教科なのに一番頭使った」(ゆゆ・3年)と感想が寄せられ、初の科目に奮闘した姿がうかがえた。
第3問はプログラミングが出題。ベネッセによると、昨年の模擬試験では全4問の中で学力帯による点差が最もついた分野だ。「あまり複雑でなかったため解きやすかった」(勇往邁進する青年・3年)という人もいたが、SNSの反応を見ると「変数buin」に困惑する声も上がっていた。

大学入試センターによると、「情報」(浪人生向けの「旧情報」を含む)の受験率は61.0%にとどまり、2日間の試験教科の中で最も低かった。国立大学の多くが課した一方で、私立大学の利用が限定的であることなどが影響したとみられる。
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