2025年度大学入学共通テストの本試験が1月18日(土)と19日(日)に行われる。使用すると不正行為になる物、試験時間中に出してよい物、着用する服など、試験当日の注意点をまとめた。

試験時間中に「机の上に置いてよいもの」は

  • ・受験票・写真票(最初に受験する試験時間中に回収)
  • ・黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌・格言などが印刷されているものは不可)、鉛筆キャップ
  • ・シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ可=解答には上記の黒鉛筆を使用。黒い芯に限る)
  • ・プラスチック製の消しゴム
  • ・鉛筆削り(電動式・大型は不可。ナイフ類も不可)
  • ・時計(辞書、電卓、端末等の機能があるものは不可。これらの機能があるか判別しづらいものも不可。秒針音のするもの・キッチンタイマーや学習タイマー、大型のものも不可)
  • ・眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋や箱から中身だけ取り出したもの)

これら以外のものを試験中に使うのも机上に置くのもいけない。

試験時間中に「使用してはいけない」ものは

特に次の物を使ってはいけないと明記されている。

  • 定規(定規機能を備えた鉛筆等も不可)、コンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙等の補助具
  • ・携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末(スマートウォッチやスマートグラスなど)、タブレット端末、電子辞書、ICレコーダー、イヤホン、音楽プレーヤー等の電子機器類

これらを試験時間中にかばんなどにしまわず、身に付けていたり、手に持っていたりすると「不正行為」とみなされる場合がある。

イヤホンは耳に装着していれば、使用しているとみなされ不正行為となる。過去のセンター試験でも、試験中にスマートフォンを使っていた受験者や、国語の試験中に定規を使っていた受験者が不正行為とされて、全教科の試験結果が無効になってしまったことがある。

なお、試験中に耳栓は使用してはいけない。試験監督の指示などが聞き取れない場合があるためだ。

服装の注意点は

試験室内でコート類を着ても構わないが、英文字や地図等が印刷されている服等は着用してはいけない。来ている場合は、脱いでもらう場合があるという。

座布団やクッション、タオル、ひざ掛け、手袋(多汗症用を含む)を使いたい場合は、試験開始前に監督者の許可を得てから使用する。

当日の心得は

試験当日は、次のことにも気を付けよう(河合塾がまとめた「試験中に注意したいこと」を参考に作成)。

  • ①トイレは位置を確認し、早めに済ませよう。
  • ②試験室に入る前に携帯など電子機器類のアラームを解除し電源を切ろう。
  • ③解答科目(受験科目)、受験番号や試験場コード、氏名のマークミス、記入漏れにがないように。特に「解答科目」に注意。
  • 解答は問題冊子に忘れずに転記しよう。出願校の検討には、自己採点した得点が欠かせない。転記ミスや転記洩れにも気をつけよう。
  • ⑤「地歴公民」「理科」を2科目受験する場合、解答科目の解答順に気をつけよう。志望校の指定科目・成績利用方法を踏まえて、第1解答科目、第2解答科目で受験する科目は、原則試験前に決めておこう。地歴公民は2科目受験する場合に選択できない組み合わせがあるのに注意。
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高校生新聞オンラインでは、大学入学共通テスト特集ページで、大学入学共通テストの問題・正解・分析を試験当日の夜から速報します。