大学入試センターは1月13日、2024年度大学入学共通テストの大阪人間科学大学の試験室で、「地理歴史、公民」の試験時間が15秒短かったと発表した。希望者は再試験を受けられる。
この試験室では、主任監督者の時計が15秒遅れていたため、試験開始が規定より遅れ、規定の時間に鳴ったチャイムで試験が終了したため、試験時間が15秒不足したという。マニュアルでは、試験開始前に主任監督者とタイムキーパーとで時計を秒単位まで合わせることになっていたが、それをしなかった。タイムキーパーは15秒遅れて試験が始まったことに気づいていたが、主任監督者に伝えなかったため、チャイムより15秒遅らせて試験を終えることもできなかったという。
試験終了後に受験生から試験時間が短かったと指摘があり、再試験の実施が決まった。この試験室で受験した47人は、希望すれば27日に行われる再試験を受験できる。再試験を受けない場合は、13日の成績が有効となる。