「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」まで、1カ月を切りました。入試直前期に押さえておきたい「国語」の勉強方法、知っておきたいポイントを紹介します。(協力・東進ハイスクール)
【現代文】韻文の出題を視野に入れ演習
今までに解いた模試や講座などで出題された漢字・語句の意味は必ず確認しておこう。文章読解力に加えて、「複数の素材を比較し整理して判断する力」が求められる。詩・短歌・俳句など韻文の出題を視野に入れた問題演習も行おう。
【古文・漢文】基本知識の抜け落ちをチェック
古文は基本的な知識に抜け落ちがないか、もう一度チェックしておこう。最重要古語と文法知識は古文の読解に必要なすべての土台となる。漢文も重要漢字と句法がわかれば、知識問題はもちろん内容理解にも大きな力を発揮する。
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直前期でも徹底して基礎の確認を
漢文・寺師貴憲先生(東進ハイスクール)句法、副詞、漢文基本単語など、どんなに直前でも基礎の確認をして、必要な知識を頭に入れましょう。
例えば、副詞「苟」なら、読みの「いやしくも」と同時に、訳の「もし」「いいかげんに」も覚えておきます。正確・迅速に問題を解くには基礎は必要不可欠。基礎がグラついているなら、固めるしかありません。それに、ここで固めた基礎は私大・国立二次の対策に直結します。
次に問題演習。共通テストの過去問、模試、共通テスト実戦問題集を利用します。目的は、①本番の形式に慣れる②出題の傾向を掴む③時間配分を体得する、の3つです。複数の資料や会話文問題は共通テストならではの傾向です。センター試験の過去問ではカバーできないので気をつけましょう。
なお、①・②対策には、僕が担当した「大学入学共通テスト対策 漢文」や参考書の活用もおススメです。(「東進タイムズ」より)