2023年度大学入学共通テストを受けた受験生の自己採点結果の中間集計(約33万人)を、駿台予備学校・ベネッセコーポレーションが運営する「データネット」が1月17日昼すぎにまとめた。理科②の科目間の点差が大きく、得点調整が行われる可能性が高まっている。昨年、難化した数学は大幅に平均点が上がりそうだ。(記事末尾に科目別の予想平均点一覧)

物理と生物で25点差と予想

データネットの自己採点集計によると、理科②の選択科目のうち生物の予想平均点は39点。物理(64点)と25点差がついた。大学入試センターは、理科②の科目間で難易度の差により20点以上の得点差がついた時に得点調整を行うと決めている。今回、生物と化学の点数を上げる調整がされる可能性がある(地学は、受験者数が1万人未満の場合、調整の対象外となる)。

ベネッセの担当者は「生物は、判断すべき情報量が多く、知識を活用して実験結果を読み取る必要があり、昨年より難化した」とみている。

得点調整が行われれば2年ぶり。センター試験や、その前の共通一次試験を含めて5回目となる。大学入試センターは、採点結果の中間集計を1月18日午後に発表する。得点調整の有無は20日午後に決める予定だ。

数学ⅠA、数学ⅡBとも平均点が大幅上昇

昨年、センター試験時代も含めて最低の平均点だった数学ⅠAの予想平均点は18点増の56点。数学ⅡBは19点増の62点。「実際の場面を想定し、読解力は情報を整理する力も求めてる共通テストらしい出題だが、昨年のように受験生に負担がかかりすぎない出題だった」(ベネッセの担当者)という。

5教科平均点も上昇

国語の平均点を106点(昨年より4点減)、英語リーディングを54点(8点減)、英語リスニングを63点(4点増)と予想している。

多くの国立大の出願に必要な5教科平均点は、文系が533点(昨年より25点増)、理系が546点(33点増)と予想している。数学の平均点上昇が影響して、全体の平均点も上がりそうだ。