1月15日に東京大学教養学部試験場内の教室で行われた2023年度大学入学共通テストの数学①の試験で、「1分早く終了した」という受験生の主張が認められ、その教室の受験生全員が再試験の対象となった。

数学①の試験時間は70分。大学入試センターによると、その教室の試験監督は11時23分に試験を開始し、12時33分に終了した認識でいた。しかし、受験生から「11時24分に開始したので、1分早く終わったのではないか」という主張があった。複数の監督者が協議したが、いずれも「秒針は確認していたが、(開始時の)分針が確かに23分だったか確認できなかった」という。そのため、受験者の主張を認め、再試験の対象としたという。

この教室の受験者は70人。29日の再試験を希望し、実際に受験した場合はその点数が成績となる。再試験を受けなかった場合は、15日の本試験の点数が成績となる。