2023年度大学入学共通テストで、1月14日に行われた地理歴史6科目と公民4科目はそれぞれ一つの冊子にまとめて配られ、その中でも世界史、日本史、地理はそれぞれ「A」「B」2つの問題から選択できる。そのため、冊子の初めからではなく、自分の選択科目のページから解く必要がある。

科目選択ミスに「絶対に1ページ目から解かないで!」

ところが、ツイッターでは、「世界史B」に解答するつもりが、「世界史A」を解いており「頭真っ白になったし血の気が引いた」という受験生の声に注目が集まった。ツイートによると、試験時間の途中で気付いたため事なきを得た様子。だが、「最初の20分世界史Aの問題解いてた笑」と同様の経験をした複数の声や「ガチで二浪確定」と科目選択ミスを挽回できなかった人もいた。

来年の受験者へ「世界史Bを受ける人は絶対に1ページ目の問題を解かないで」と注意喚起する声も上がった。「仕組みでなんとでもできる問題では」「冊子を分けるとかできないのか」などの意見もあった。

2日目(1月15日)に実施される「数学1」と「数学1A」、「数学2」と「数学2B」も間違いやすい。「私は大丈夫」と思っていても、普段とは違う環境にうっかりしてしまうかも。受験生は落ち着いて科目を確認し解き始めてほしい。(野村麻里子)