街中やCMなどでふと耳にすると「クリスマスが近づいてるな」と感じる曲や、このシーズンだから聴きたい曲を高校生記者に聞きました。定番曲から人気邦楽アーティストの曲まで、オススメの理由とともに紹介します。

まずは日本のアーティストの曲で、高校生がクリスマスシーズンに聴きたい曲を紹介。

穏やかなクリスマスへの願いを込めて

SEKAI NO OWARI「Dragon Night」

第一次世界大戦中クリスマスの一日だけ行われた「クリスマス休戦」をもとに書かれた曲。「正義」が生み出す「犠牲」について考えさせられる曲です。(Aurora=1年)

華やかで楽しげな、キラキラとしたクリスマスソングではありませんが、今年の世界情勢を振り返る中で、いちばんにこの曲が浮かびました。「誰もが温かく穏やかなクリスマスを迎えられますように」と願わずにはいられません。英語版もおすすめ。(桜いをり=2年)

切ないラブソングがしみる

back number「ヒロイン」

クリスマスシーズンに聴きたい「雪の降る美しさ」と「叶わない恋心」の二つが描かれている切ないラブソング。冬の夜、寒い中でこの曲を聴くと、なんだか心がしんみりとして涙が出そうになります。一度聴くと忘れられない素敵な曲調と歌詞が印象的な曲なのでぜひ聴いてみてください。(うどん=1年)

キラキラとした曲調に包まれる

Hey!Say!JUMP「White Love」

Hey!Say!JUMPが10周年のときにリリースした曲。ドラマの主題歌にもなりました。爽やかで疾走感がある中、キラキラとした魔法のような曲調で、耳に入ると忘れられません。歌詞がストーリーになっていて、共感する部分もたくさん。MV(ミュージックビデオ)が大人っぽく落ち着いていて、綺麗な雪の降るクリスマスの夜を思い出させます。クリスマスに、大事な人と一緒に聞くといいことが起こるかも?(ラパン=2年)

次はクリスマスの定番曲を高校生オススメの理由とともに紹介します。

幸せな思い出が心に浮かぶ

Mariah Carey「All I Want For Christmas Is You」

パワフルで明るい声と、シャンシャンなる鈴の音すべてに胸が躍ります。家族みんなでクリスマスケーキを食べて、シャンメリーを飲んだ思い出が浮かんで幸せな気持ちに。(わっちょ=1年) 

はねるような曲調はクリスマスが近づいて、ワクワク、ウキウキしている私たちの心と似ていて、聴くだけで気持ちが高鳴ります。(ふうくあ=1年)    

たった15分で完成させたというシンプルなメロディーは、レコーディングされたのはなんと真夏だと聞きました。(kirari=3年)

聞くだけでワクワクしてくる

Wham!「Last Christmas」

クリスマス特有のワクワク感と、雪が降るなか輝くイルミネーションの景色が頭の中でぱっと浮かび上がります。1984年に発売されたこの曲ですが、今もなお多くの世代に好かれる「クリスマスと言えば」の一曲です。(かな=2年)

世界の平和を祈る歌

ジョン・レノン「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」

クリスマスを祝うと同時に、世界の平和を祈る曲。ストレートな歌詞を柔らかい歌声で優しく包んでいて、クリスマスになると思い出します。この曲を世界中の全員が聴いたら、戦争なんかなくなるんじゃないかと思わされます。いつまでも心に残り、心を揺さぶられます。(もりよ=2年)    

平和の尊さを考える

坂本龍一「Merry Christmas, Mr. Lawrence」

「戦場のメリークリスマス」という日本人の俘虜たちと英国の陸軍中佐を描いた映画の中の一曲です。美しくも切ないメロディーが平和の尊さを考えさせます。(Aurora=1年)