大学入試センターは1月16日、2022年度大学入学共通テスト2日目の最初の試験「理科①」が8会場で定刻の9時半より繰り下げて開始され、2つ目の試験「数学①」は13会場で定刻の11時20分より繰り下げられたと発表した。「理科①」は3392人が、「数学①」は25人が対象となった。津波の影響は2会場の1302人にあった。

会場全体で繰り下げられたのは、津波注意報に伴う電車の運休が発生した城西国際大学(千葉県)の試験場(志願者1300人)と、人身事故による電車の遅れが発生した法政大学市ヶ谷キャンパス(東京都)の試験場(志願者2083人)でいずれも「理科①」。

そのほかの会場では、受験者単位で繰り下げて試験が実施された。このうち津波の影響があったのは2会場。東北学院大学(宮城県仙台市)では交通機関の運休のため1人が「理科①」を繰り下げて受験した。明海大学(千葉県浦安市)では交通機関の遅延のため1人が「数学①」を繰り下げて受験した。

「理科①」の試験開始が繰り下げられた会場は次の通り。

  • 東北学院大学土樋キャンパス(宮城県仙台市) 交通機関の運休(津波)のため1人が71分繰り下げ
  • 千葉大学亥鼻地区(千葉県千葉市) 交通機関の遅延(人身事故)のため1人が35分繰り下げ
  • 城西国際大学(千葉県東金市) 交通機関の運休(津波)のため1300人が60分繰り下げ
  • 東京海洋大学越中島キャンパス(東京都江東区) 交通機関の遅延(人身事故)のため3人が30分繰り下げ
  • 成蹊大学(東京都武蔵野市) 交通機関の遅延(人身事故)のため2人が32分繰り下げ
  • 法政大学市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区) 交通機関の遅延(人身事故)のため2083人が60分繰り下げ
  • 立正大学品川キャンパス(東京都品川区) 交通機関の遅延(人身事故)のため1人が25分繰り下げ
  • 東京工芸大学中野キャンパス(東京都中野区) 交通機関の遅延(人身事故)のため1人が45分繰り下げ