2024年度大学入学共通テストの本試験が1月13日(土)と14日(日)に行われる。使用すると不正行為になる物、試験時間中に出してよい物、着用する服など、試験当日の注意点をまとめた。
試験時間中に「机の上に置いてよいもの」は
- ・受験票・写真票(最初に受験する試験時間中に回収)
- ・黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌・格言などが印刷されているものは不可)
- ・シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ可=解答には上記の黒鉛筆を使用。黒い芯に限る)
- ・プラスチック製の消しゴム
- ・鉛筆削り(電動式・大型は不可。ナイフ類も不可)
- ・時計(辞書、電卓、端末等の機能があるものは不可。これらの機能があるか判別しづらいものも不可。秒針音のするもの・キッチンタイマー・大型のものも不可)
- ・眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋や箱から中身だけ取り出したもの)
これら以外のものを試験中に使うのも机上に置くのもいけない。
試験時間中に「使用してはいけない」ものは
特に次の物を使ってはいけないと明記されている。
- ・定規(定規機能を備えた鉛筆も不可)、コンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙等の補助具
- ・携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末、タブレット端末、電子辞書、ICレコーダー、イヤホン、音楽プレーヤー等の電子機器類
これらを試験時間中にかばんなどにしまわず、身に付けていたり、手に持っていたりすると「不正行為」とみなされる場合がある。イヤホンは耳に装着していれば、使用しているとみなされ不正行為となる。過去のセンター試験でも、試験中にスマートフォンを使っていた受験者や、国語の試験中に定規を使っていた受験者が不正行為とされて、全教科の試験結果が無効になってしまったことがある。
なお、試験中に耳栓は使用してはいけない。試験監督の指示などが聞き取れない場合があるためだ。
服装の注意点は
試験室内でコート類を着ても構わないが、英文字や地図等が印刷されている服等は着用してはいけない。来ている場合は、脱いでもらう場合があるという。
座布団やクッション、タオル、ひざ掛け、手袋(多汗症用を含む)を使いたい場合は、士官開始前に監督者の許可を得てから使用する。
当日の心得は
試験当日は、次のことにも気を付けよう(河合塾がまとめた「試験中の心得」を参考に作成)。
- ①トイレは早めに行っておこう
- ②携帯・時計のアラーム解除を忘れていないか確認しておこう
- ③試験監督の指示に落ち着いて耳を傾けよう
- ④受験番号や氏名、解答科目などの記入・マークミスや洩れに気をつけよう
- ⑤解答は問題冊子に忘れずに転記しよう。出願校の検討には、自己採点した得点が欠かせない。転記ミスや転記洩れにも気をつけよう。
- ⑥「地歴公民」「理科②」を2科目受験する場合、解答科目の解答順に気をつけよう。志望校の指定科目・成績利用方法を踏まえて、第1解答科目、第2解答科目で受験する科目は、原則試験前に決めておこう。
- 高校生新聞オンラインでは、大学入学共通テスト特集ページで、大学入学共通テストの問題・正解・分析を試験当日の夜から速報します。