滑川総合高校 杉内南海さん

「万葉のうた」

埼玉・滑川総合高校 杉内南海さん(3年)

(第26回国際高校生選抜書展〈書の甲子園〉文部科学大臣賞)

 万葉集から16首選んで書きました。墨の潤渇に気を配り、立体感のある作品になるよう工夫しました。仮名の美しく繊細な線の中に、力強さも感じられるように心掛けて書きました。

「書くぞ」という強い覚悟で

 作品を書くにはとても集中力が必要ですが、完成した時の達成感は全力でやり切った時にしか感じられない喜びです。私にとってその達成感を得られることが書道の楽しさの1つでもあります。また、作品を書く際に顧問の石原先生に、何度も「楽しんで書こう!」と声を掛けて頂きました。書くことを楽しみ、「書ける」というポジティブさ、「書くぞ」という強い覚悟が大切だったのだと思います。

全力でやることが幸せに繋がる

たとえ辛いことでも立ち向かい、全力でやりきることが自分にとっての幸せに繋がるのだと、今回の書の甲子園で学びました。今、何か一つのことに向かって頑張っている高校生の皆さんも、最後までやり切り、後悔のない高校生活を送ってほしいです。

杉内南海さんの作品