別れの季節でもあり、新生活への期待を膨らませる季節でもある卒業シーズン。寂しくも晴れがましい旅立ちの時期にぴったりな、おすすめの卒業ソングを高校生記者に紹介してもらいました。

大人になる怖さ、楽しみを感じる

Mrs.GREEN APPLE「僕のこと」

この曲は、自分と人との違いに目がいってしまう思春期の姿を描いているように感じます。私たち高校生が感じる悩みに、すごく寄り添ってくれます。日々のすてきさを感じさせてくれる曲でもあり、「希望を待とう」という気持ちになれます。大人になる怖さと、大人になる楽しみのどちらも描かれている曲です。(どるちぇ=3年)

離れたとしても心の中にいる

Mrs.GREEN APPLE「BFF」

5thアルバム「ANTENNA」に収録されている曲です。「BFF」とは「Best Friend Forever」の略で、「永遠の大親友」を意味しており、ボーカルの大森元貴さんがメンバーに宛てた曲だと言われています。「離れてしまってもあなたはいつも心の中にいてくれる」という、友情の力強さを感じます。(麦=1年)

旅立ちの喜びと切なさ

嵐「season」

旅立ちや夢へのスタートを歌った明るい歌詞でありながら、少し寂しげなメロディラインで、「別れ」が鮮やかに表現されている曲です。私はこの曲を中学校卒業の頃に初めて聴き、「友達と違う高校に進学するのは寂しいけど、やりたいことのために頑張ろう」と思えました。(あおいちご=2年)

温かい気持ちになれる

EXILE「道」

「優しさに 出会えたことで僕は 一人じゃなかった」という歌詞が、自分の気持ちを代弁してくれているようでした。会えなくなったとしても、記憶の中にはみんながいて、みんなの記憶の中にも私がいる。今は寂しくても、いつか何気ない日常を思い出して笑える日が来ると、温かい気持ちになれます。(べいびぃ=3年)

しんみりしつつ笑顔になれる

乃木坂46「ここにはないもの」

齋藤飛鳥さんの卒業シングルとしてリリースされた曲です。しんみりとしているけれど、最後は笑顔になれるような明るい曲調が印象的。特に「君がいてくれたから 素敵なサヨナラを言える」という歌詞は、「君」への感謝と未来への希望を表しているように思います。寂しいけど暖かい、The・卒業ソングです。(にゃー=2年)

「明るい未来が待っている」勇気が湧く

MIMI feat.初音ミク「星恋歌」

これまでの日常や友人らとの別れはどうしてもつらく、悲しくなってしまうと思います。「星恋歌」は、聴く人のそんな心を優しく受け止め、「泣いてしまってもいいんだよ」と心を癒やしてくれる曲です。MVは、夜空の描写から始まるのですが、ラストのサビでは晴天になります。悲しさの先にはきっと明るい未来が待っていると勇気づけてくれる映像もすてきです。(Sowa=2年)

青春がギュッと詰まってる

RADWINPS「正解」

2018年、NHKの番組「18祭」のために書き下ろされた曲ですが、2024年に公式MVが公開されました。今でもなお不動の人気がある曲です。歌詞には青春を思い起こせる内容がギュッと詰まっており、自然と涙が出てきます。メロディーも美しく、いつまでもいつまでも聴いていたいと思えるような1曲です。(藤咲花佳=2年)