2024年度大学入学共通テストの2日目の試験が1月14日(日)に全国の会場で実施されました。当日の動きを速報でお伝えします。

大学入学共通テスト問題・解答・分析はこちらのページで速報しました

22:30 不正行為で4人が失格

大学入試センターは、2日間を通じて受験生4人が不正行為により失格(全科目の成績が無効)となったことを明らかにした。カンニングペーパーの使用が2人、試験終了後の解答が1人、定規の使用が1人。

22:30 再試験対象は2日間で50人

大学入試センターは、2日間を通じて再試験対象が50人になると発表した。14日の2日目は、京都府の京都大学の会場で「数学①」の試験中に、受験生1人が「数学IAのつもりで数学Ⅰを解いていた。科目登録を変えたい」と申し出があり、本来はマークシートの科目欄の記入を変更すればよかったが試験監督は「できない」と回答。試験後に再度受験生から問い合わせがあり、試験場側の誤りがわかった。愛知県の同朋大学の会場では「理科②」の2科目受験の開始前に受験生1人から「2科目受験から1科目受験に変えたい」と申し出があり、本来なら変更はできないが連絡員が受け入れて1科目受験の時間開始まで待機させてしまった。京都の受験生と愛知の受験生は再試験を受ける予定という。

22:00 予備校が予想平均点を発表

大手予備校などが、問題の内容の分析や一部塾生の成績などに基づく予想平均点の速報を発表した。河合塾は、国公立大の受験に必要なことが多い5教科の平均点(900点満点、地歴と公民は1教科扱い)を文系は546点(昨年の推定値より16点増)、理系は561点(同13点増)と予測。「データネット」(駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営)は、文系は520点(昨年の推定値より12点減)、理系は533点(同18点減)と予測した。データネットは、数学IA、数学ⅡBとも昨年より平均点が下がると予測している。

18:10  「数学ⅡB」は「やや難化」と駿台・ベネッセ分析

「数学ⅡB」の問題について、データネット(駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営)は、「昨年よりやや難化」したという分析を発表した。

17:50  2日間の日程が終了

「理科②」の試験が大半の会場で終了し、2024年度大学入学共通テストの全日程を終えた。大学入試センターは17日午後と19日午後に採点を終えた答案の平均点の中間集計を公表する。得点調整の有無は19日に決めて公表する。

15:50 「数学ⅠA」難易度は「昨年並」と駿台・ベネッセ分析

「数学ⅠA」の問題について、データネット(駿台予備学校とベネッセコーポレーションが運営)は「導入部分は取り組みやすい問題が多く、難易は昨年並」という分析を発表した。河合塾は「丁寧な誘導がついた問題を解かせたあとで、設定を少し変えたものを考えさせる問題が例年より多く出題された」と分析している。

15:40 「理科②」が開始

2024年度大学入学共通テストの最後の試験となる「理科②」の2科目受験者の試験が始まった。1科目受験者の試験は16時50分から始まる。試験時間は1科目60分で、2科目受験者、1科目受験者とも17時50分に終了する。

15:10  静岡の2会場で試験時間繰り下げ

大学入試センターは、静岡県浜松市の浜松医科大学と静岡文化芸術大学の会場で、「数学①」の試験を20~50分繰り下げて実施したと発表した。対象者はあわせて471人。沿線火災による交通機関の遅れのためという。

13:50 「数学②」が開始

「数学②」の試験が始まった。試験時間は60分で、試験終了は14時50分。

12:20 大学入試センターは、広島県広島市の県立広島大学の会場で、受験生2人について、「理科①」の試験を30分繰り下げて実施したと発表した。線路の不具合による交通機関の遅れのためという。

11:20 「数学①」が開始

「数学①」の試験が始まった。試験時間は70分で、試験終了は12時半。

10:50  大学入試センターは、13日にあった「英語・リスニング」の試験で、愛知工業大学の試験場の受験者1人が再試験の対象となったと発表した。試験中に音声プレーヤーの不具合を訴えた受験者に対して、監督者が誤って試験を受けさせ続けてしまったという。

9:30 「理科①」が開始

 2日目の最初の科目「理科①」の試験が始まった。試験時間は60分で、試験終了は10時半。大学入試センターには、午前8時時点で各試験場に向かう交通機関の遅れの連絡はなかったという。