1月13日、2024年度大学入学共通テストの一日目が全国668試験場で行われた。試験後、高校生新聞編集部のLINEアカウントで読者に共通テストを受けた感想を聞いた。

リーディング「時間が足りない」

英語(リーディング)について、難しかったという声が多数挙がった。「過去問でも見たことがないような、初めて見る単語がいくつかあって難しかった(サーモンまき子・既卒)」や、長文問題に「すばやく読むのが難しくて時間が足りなかった(ゆったん・3年)」「心バキっといきそうになった(睦月・3年)」と苦戦した様子。

英語(リーディング)の第5問。3ページにわたる長文読解問題

3ページに及ぶ物語文を扱った第5問に「予想外過ぎて大変だった(猫じゃらし・3年)」「まったくいつもと違った(きゃらめる・3年)」と戸惑う人もいた。分量も多く、特に出来事を時系列に並べる問題の読み取りがわかりづらかったようだ。

X(旧ツイッター)でも「相変わらず分量エグくて草」「帰国のワイ、英語の時間ギリギリやった」などの反応があった。

センター試験終了から年々分量増加

難易は、データネット実行委員会(ベネッセコーポレーション・駿台予備学校共催)は「昨年並」、河合塾、東進は「やや難化」と割れている。

2021年にセンター試験から大学入学共通テストに変わった。その年の英語の素材文語数は、20年の最後のセンター試験から約1100語増加し約3900語に、今年は昨年からさらに約400語増えて約4900語になった(データネット実行委員会より)。最後のセンター試験と今年を比較すると、1.8倍増えた計算だ。年々問題量が増え、時間内に効率よく解く力が求められている。