大学入試センターは1月13・14日に行われた2024年度大学入学共通テストの教科別受験者数をまとめ、発表した。各教科の受験者数と受験率は次の通り。

  • 地理歴史、公民:39万5434人(80.4%)
  • 国語:43万3179人(88.1%)
  • 外国語(リーディング・筆記):45万535人(91.6%)
  • 英語(リスニング):44万7531人(91.0%)
  • 理科①:13万4811人(27.4%)
  • 数学①:34万4204人(70.0%)
  • 数学②:31万8388人(64.7%)
  • 理科②:21万98人(42.7%)

「外国語(リーディング・筆記)」が例年通り、最も受験者数が多く、受験率は昨年(91.3%)から横ばいだった。「国語」が88.1%、「数学①」が70.0%で、最も低いのは理科4科目の基礎科目である「理科①」の27.4%だった。

「外国語(リーディング・筆記)」の受験率を都道府県別にみると、神奈川(88.2%)、東京(88.4%)、埼玉(89.7%)、千葉(88.8%)、北海道(89.0%)、京都(89.6%)で90%を割った。大学が多い首都圏は、推薦など年内入試で合格を決めた受験生がより多かった可能性がある。最も受験率が高かったのは宮崎(97.3%)。能登半島地震の被害が大きい石川(94.3%)は全国平均より高い受験率だった。