「大学入学共通テスト(以下、共通テスト)」まで、1カ月を切りました。入試直前期に押さえておきたい「英語」の勉強方法、知っておきたいポイントを紹介します。(協力・東進ハイスクール)
【リーディング】時間内に読み切る力をつけて
共通テストは読解問題がすべての割合を占める。これまでの共通テスト型の模試を活用し、時間を短く設定して、その時間内で読み切る力をつけたい。問われるのは「必要な情報を探し出す」こと。読解のスピードを上げるために、単語や文法の力も不可欠。最後までメンテナンスを並行して行おう。
【リスニング】音声にとにかく集中して
最も大切なのは「集中して聴く」こと。事前に選択肢に目を通すことは重要だが、読み上げが始まったら、聞き取りに集中しよう。できなかった問題を次の問題に引きずらない練習もしておこう。
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実に得点すべき「本当の課題」に取り組もう
英語・大岩秀樹先生(東進ハイスクール)共通テスト直前で確認しておきたいことは、あたかも大問ごとに解き方が決まっているかのような解法になっていないかどうかです。現時点では毎年出題形式が異なるのが共通テストの傾向の一つと言えます。問題と対峙したときに、「何が問われているのか=どのように解けば効率よく解答できるのか」を考えることも共通テスト対策として必要なことです。直前期はもう一度過去問に取り組み、なぜそのような解き方をしたのかという、思考プロセスを再確認しておきましょう。
また共通テスト後の私大や国公立大を意識した学習を心がけましょう。近年の大学入試は総語彙数増加の傾向にあり、定められた試験時間内での完答が難しい大学も増えてきています。試験本番に確実に得点すべき「本当の課題」に焦点を当てた学習を心がけましょう。
最後に、基礎単語と基礎文法は最後まで意識的に取り組んでください。誰もが正解する問題には確実に正解することが、志望校合格への最低条件となります。「入試までの数カ月で忘れる方が自然である」ということを肝に銘じ、試験直前まで積極的に反復しましょう。(「東進タイムズ」より)