すっかり寒さが出てきたこの頃。少々温もりが恋しくなる季節に差し掛かり秋の気配を感じられる日が多くなってきました。コーヒー通の高校生記者・ゲマレディン君(3年)に、コンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート)のコーヒーを飲み比べてもらいました。

毎年寒いこの時期に欠かせないのがコーヒー。ここ数年で、本当に色々なところでおいしいコーヒーが飲めるようになったと思います。大手コンビニ3社のコーヒーを選んで、味を比べてみました。

深入りの苦み、酸味とのバランスGOOD

赤のグアテマラブレンド(セブン-イレブン、120円=税込)

苦みと酸味のバランスが良い赤のグアテマラブレンド

香りが良く、苦みと酸味のバランスの取れた爽やかな風味が感じられて、後味もすっきりしていました。

ペーパードリップ方式という名称ですが、普通のペーパードリップとは少し違って、筒の中を減圧して落とすサイフォンの原理を用いて紙のフィルターを使う方式だそうです。近いものだと「エアロプレス」のような抽出法でしょう。

抽出時間を圧倒的に短縮して、このお手頃な価格なら素晴らしいのではないでしょうか。個人的には深く煎っているせいか苦みをそこそこ感じたので、気になる人は結構いるかもしれません。

コンビニにしては高め、レモンを思わせる香り

マチカフェ ルワンダ コーヒー(ローソン、300円=税込)

レモンのようなさっぱりとした香り

去年の12月頃に発売された、他のコンビニでは見ないストレートのコーヒーです。

ルワンダのコーヒーは、値段は300円とコンビニコーヒーとしては少し高いです。ですが、レモンを思わせる香りに、さっぱりとした酸味とわずかな苦みの後に甘い余韻を感じられます。

コーヒー専門店に行かなくても手軽にシングルオリジンのコーヒーが飲めるのはいい所だと思います。そもそもマシンの都合か分かりませんが、ルワンダのコーヒーを扱っていない店舗が多いのは惜しい所だと思いました。

フルーティーな酸味 香りを楽しめる広口タイプのカップ

高級モカブレンド(ファミリーマート、120円=税込)

世界一のバリスタ粕谷哲氏によるブレンドコーヒー

世界一のバリスタ・粕谷哲氏の自信作である、10月に開発されたばかりのコーヒーです。

優しい苦さと絶妙なコクとフルーティーな酸味が調和した味。加えて、イルガチェフの豆にある花のような香りを感じられます。

そんな香りをカップも広口タイプに変更することにより楽しめるようになっています。セブンイレブンと同じくこの値段でこのクオリティのコーヒーが飲めるのは凄いことなのでしょう。

同時に一新された「もう一口もう一杯飲みたくなるような味作り」というコンセプトのブレンドコーヒーと紛らわしい気もします。

高校生もコーヒーを楽しんでみて!

今回は高校生の身近にある大手のコンビニのコーヒーを紹介しました

コーヒー専門店でなくてもそれに拮抗するぐらいのコーヒーが飲める事は良い流れなのでしょう。これを機会に飲んでみてはいかがでしょうか。(高校生記者・ゲマレディン=3年)

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