「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト2025　前年度受賞者インタビュー（地域民話研究部門）｜高校生新聞オンライン

「駿河国富士郡入山瀬村の旧字の考察―旧字からみた入山瀬村―」

　静岡県立富士高等学校　　渡邉正太郎　　　　　　　作品はこちらからご覧いただけます　

　今年も最優秀賞をいただけるとは思っていなかったので驚いています。うれしいです。

　昨年も応募したためです。

　知り合いの方から村絵図をいただきました。絵図には小地名が記されており、その由来を研究してみようと思ったことが調査した動機です。

　レポートで対象とした入山瀬村の歴史や民話を明らかにして、そこから地名の由来を推測することを重要視しました。先行研究が少なかった点は苦労しました。

　先行研究がほとんど残っていない中で、民話、石造文化財、絵地図などの様々な性質の史資料を組み合わせて読み解いていく力が成長したと感じています。

　中学時代、散歩中に石造文化財に興味を持ちました。今年の研究ではその石造文化財を活用することができました。

　図書館などで文献を読む際に地域の民話などに触れることができるので、その点については伝承文化を身近に感じています。

　伝承文化の継承は自分の地域のアイデンティティを失わないようにするためにも大切なことであると思います。伝承文化の魅力は、地域の歴史にカジュアルに触れられる点であると考えています。

応募に関する情報は、応募概要ページからご確認ください。