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優秀賞 
「桜彼岸」 一丸 日向子 (埼玉・浦和第一女子高校3年)
「文通」 池田 愛生子 (千葉・二松學舍大学附属柏高校2年)

 

優秀賞 「桜彼岸」 一丸 日向子(埼玉県立浦和第一女子高等学校3年)

 「春が死んじゃった春が死んじゃった春が死んじゃった」
 そう言ってカレンダーを塗り潰していたら、雨の音が聞こえなくなった。街を歩くのにイヤホンが耳から離せなくなった。動悸の激しさに全てかき消える季節だ。
 梅雨が明けたのだ。
 雨の匂いがわからぬまま長い梅雨が終わったということが、この半年の挫傷みたいになってしまった。いま駅の改札を抜けた彼はマスクを忘れたのだろうかそれとも、半年前の世界からやってきたのだろうか。
 そんな彼に懐かしさを覚えたとて、僕らの生活が変わってしまったのはほんの最近のことなんだ。東京の感染者数は増える一方だが、僕はこっそり上野公園に来た。ここで描ききれていなかったF50の油絵を完成させるために。このばかでかいキャンバスを運んでも、今の生活様式では誰の迷惑にもならなかったはずだ。
 春の叙情をこんなに悲しくてうだる夏にまで持ち越してしまった。
 「ずいぶんとお上手ですね、よくここに描きに来られるのですか」
 私は上野公園のど真ん中、炎天下で油彩を広げる青年に声をかけた。
「いいえ、今日限りです」
「どうしてあなたは桜並木の絵などを描いているのですか」
 その若き画家は火照った顔で怪訝そうに私の口元を見つめたが、私の質問に答えることなくキャンバスに向き直ってしまった。彼に限らず、今の世間ではマスクをしていない人間のことを訝しむのが常識だ。無視されても仕方がない。
 彼はふらふらと頭を揺らしながら桜の絵を描いている。
 胸が新鮮な空気でいっぱいになるような、豊かで美しい絵。この季節の濁りきった空気に不釣り合いな、汚染される前の、去年の春の陽射しを懐かしむ絵。私は私の感動をそのまま伝えきることができないことを悔しく思う。私の言葉では私の心をあらわせない。ただ一つ、この桜並木は、とうに忘れていた、季節が巡る喜びというものを思い出させてく
れた。
 彼の頭には青々とした葉の照りも、幹に群がりけたたましく叫ぶ蝉たちの存在も無いようだった。
 彼は耳が悪いのだろうか、鼻が利かないのだろうか。それともマスクのせいで感覚が曖昧になっているのか。そのおかげで自分の内がわを外のキャンバスに惜しげも無く描きあらわすことが出来るのだろう。彼は依然としてキャンバスに春の風を運んでいる。
 彼の周囲にはたしかに花が咲いていた、そんな幻覚を振り払おうとしてこう言った。
 「桜なんてもう無いじゃありませんか」
 「桜なんてもう無いじゃありませんか」
 この男は何を言っているのだ、このご時世にマスクもせずぬけぬけと。
 彼には誰にも見られずして散った花たちの死骸が見えていないのだろうか。陽射しも穏やかに、全てが慎ましくも華やかで、生命にあふれる季節。のびやかで心地よい、僕の大好きな人たちのように素晴らしい季節が今年、死んでしまったのだ。朝のニュース番組は訃報を流す永久機関と化してしまった。死んだものは元には戻らない。来年も再来年も、未来永劫、今年の記憶が影を落とすだろう。七十五年間ずっと夏に哀悼し続けているように。夕焼けに伸び、闇に溶けていく暗い影法子だ。
 赤いチューブを手に取った。
 これからも否応なく僕らのカレンダーは忌事で満遍なく塗りつぶされていくのだ。だからせめて僕は彼らの面影を、鮮やかな彼らとの思い出を鮮やかなまま心にもち続けるために絵を描かなくてはいけない。いま僕は、彼らの遺影をしたためているのである。
 目の前に続く桜並木から聞こえてくるのは蝉の声なのだろうか。
 ああ、満開の桜に蝉がたかっては、季節の移ろいすら破壊されてしまう。過ぎ去る季節は日々の辛さを忘却するために必要なものだ。僕は僕の時間を守らなくてはいけない。古いカレンダーを破る瞬間に抱く一抹の希望は生きていくためには不可欠だ。大好きな人たちのために僕は、誰にも知られず死んだ春をきちんと弔ってやらなくてはいけないのだ。
 ふいに、ペインティングナイフについた真っ赤な絵の具が、桜舞う空を切り裂いた。
 ペットボトルは未開封だった。汗をかいていた。しかし青い画家の汗はとっくに止まっていた。
 春の空気で満ち満ちていた彼の頭は耳つんざく狂い蝉たちの声に壊されたのだ。画家はひっくり返った。
 思えば、僕を見下ろしているこの男も春に取り残された人間だ。そう気が付いてようやく彼に親しみを感じることができた。マスクをしない彼は半年前の世界から来たに違いない。僕は空白の春を過ごしたが、この男は今年の春をスキップして夏に辿り着いてしまったのだろう。だから僕が桜の遺影を描いていることがわからない、だからなぜ桜並木を描
いているのかと問うたのだ。
 筆を持つ手が震えている。僕は夏に負けるわけにはいかないのに。座っているはずなのに足が震える。いや、僕の頭はとうに地面に落ちていた。
 僕の目の前に桜の花はもはや無かった。緑と白と青のあくどい色彩がとめどなく目に飛び込んでくる。吐きそうだ。
 目を切り裂く太陽の光を男の影が遮ってくれた。夏の日影はまったく夜みたいだな、そう思って僕は眠った。悪魔の形相の蝉が桜の花びらを喰い千切る夢を見た。
 画家は夏に敗北した。
 私は私で上野駅へと向かった。目と耳がやけにうるさい。自分以外が白飛びして、人の声が身体の中に入ってくるような気がした。久方振りのイヤホンから聞こえたのは自分自身の心臓の音だった。画家は私の心臓も切り裂いてしまったらしい。画家の敗北によって季節が巡る喜びは奪い去られてしまった。私のカレンダーは黒で潰れた。
 あいも変わらず呼吸は詰まるけれど、今年も桜が咲いた。昇降口前の大木は今日あたりいよいよ満開である。
 午後の授業のゆるやかな規律の雰囲気がとても好きだ。お昼に家を出たのに夕陽とともに帰路につける半日授業が好きだ。流行り病の産物である。今日は僕の誕生日、友達に祝ってもらうのがこんなに嬉しいことだったとは思ってもみなかった。マスクの下で蒸れた口角を誰かに見てもらえたらいいのに。春の陽気すべてが僕の生まれたことを祝福してく
れているようにさえ思えた。
 夕映えに染まった花びらは、去年の夏、暑さのあまり僕が切り裂いてしまったあの桜並木の絵とそっくりだった。僕の、遺影をしたためるという企みはついに実を結んだのだ。
 ほくそ笑んだ足取りが夕闇を踏んづけた。

受賞者コメント

まさか賞をいただけるとは思ってもみなかったので驚きましたが、自分の書いたものに目を留めていただけて嬉しいです。
コロナウイルスの感染拡大防止のために学校が休みになり、昇降口前の桜が日を追うごとに開いていく様子を見届けられなかったことが残念で、この小説を書きました。また、美術部の活動として最後となるF50の作品をきちんと完成できなかったこともこの作品制作のきっかけの1つです。
作品を制作する中で、ストーリーを進めつつ、美しい言葉を書き連ねていくのは本当に難しいなと思いました。普段自分の読んでいる小説や曲の歌詞がどれほど作者の思いや意匠が込められたものなのかが少しばかり実感できたような気がします。自分の心象を創作という形で外に出すのはとても楽しい作業でした。
将来の夢は、自分の作品を発表してそれで生活できたら一番いいなと思います。絵でも文章でも私がつくったものが自分自身や、他の誰かのお守りになれるような作品を作ることが私の夢です。
そのためには、わかりやすくてインパクトがある言葉で的確に自分の心の中を描写できるようになりたいなと思います。小説の中で一語一句もらさず考え抜いて、無駄のない文は本当にかっこいいです。胸をはって自慢できる作品を作れればこれ以上のことは無いです。

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優秀賞 「文通」 池田 愛生子 (千葉・二松學舎大学附属柏高等学校2年)

 「男」か「女」どちらかに丸を付ける時も、男女別に分けられて並ぶ時も、私はそこまで不快に感じたことがなかった。私達人間を大きく区切りやすいのは体で、それに性別の概念が適していて、私の体は機能や形として「女」だから。私にとっては、本当にそれ以上でもそれ以下でもなかったのだ。
 しかし世間は違った。生まれ持った体の形にあるべき在り方。私の持つ「女」には様々な価値や「女」である必須条件なんかが上乗せされていき、私が持っていた「女」はいつのまにか持たされた「女」になった。重くて煩わしい、私の要素。世間との齟齬は私に反抗心を抱かせた。それと、激しい嫌悪感を。
 「男」か「女」どちらかに丸を付ける時、「男」に丸を付けてみたくなった。男女別に分けられて並ぶ時、当然のように男の方に並んでみたくなった。特に深い意味も持たず、ちょっとした気分で。私はそう在ってみたかった。
 コトン。
 ポストに何かが投函された軽い音で、微睡んでいた私の意識は覚醒へと引き上げられた。良い気分とはとても言えない。近頃はずっとこんな調子だ。
 社会人になって数年、忙しなく巡る日々は「本当に私はこのままでいいのだろうか」なんてありがちな焦燥感で首を絞めた。もっと違う道が、私にふさわしい、私の「在るべき道」があるのではないか……。くだらない。あったとしてもそんなものはお断りだ。
 ポストの中身は新聞だった。大手俳優と有名女優のデキ婚が大々的に祝福されている。私は思いっきり眉を顰めた。暫くはお祝いムードだろうSNSもニュースもなるべく遮断したい。疲れている今は余計にだ。
 私が異性愛から飛躍し、結婚や出産を嫌悪したのは自然な流れだったように思う。ほぼ逆恨みだという自覚はあった。それでも結婚して子供をつくり生み出すその流れ、そしてそれを「幸せ」と呼ぶ風潮が私には到底受け入れられなかった。無意識下に蔓延っている、透明な「人生の正解」としてのそれら……結婚、家族、出産、親、子、そういったものを私は嫌悪した。多数決の当然で成り立っている存在への軽蔑の念と、私の虚しい精一杯の反抗心だった。
「おめでとう」
 そう呟いてゴミ箱に新聞を放り投げた瞬間、足元に一通の封筒がするりと落ちた。チラシや広告の類ではない、控えめだが可愛らしい色合いと模様の封筒。明らかに手紙だった。思えば外の郵便受けは満杯になっていた。配達員が親切心でドアのポストに投函してくれた結果新聞に挟まってしまったのだろう。危うく捨ててしまうところだったそれを拾い上げ、差出人の名前を確認する。
 松本 理彩
 マツモトリサ。私は思わず息をのんだ。だって、その名前にはそれはそれは見覚えがあったのだから。
 私がリサと文通を始めたのは中学生の頃だった。夏の風が薄いカーテンを揺らし、青い空はどこまでも澄み渡っていた。記憶は美化されていくものだとしても、あの日々は確かに美しかったのだ。誰もいない教室で、リサは端がささくれた木の椅子にもたれながら、私に無邪気な笑顔を向けた。
 本来ならば文通とは遠く離れた人とするものを指す。クラスメイト達の間で流行っていたのは実質交換日記に近かった。皆それを理解していながら、まるで遠くに送るように丁寧に封をし宛名を書いて、朝に教室で手渡しする。それを文通と呼んでいた。私とリサもその例に漏れなかったのである。
 基本リサと行動を共にする私は、今更何を書いていいのか分からずに宿題を放って便箋と睨めっこした。しかし、彼女から渡された手紙には私と共にした日中のことが多く綴られていた。同じ景色を、私と違う視点で、違う言葉で、違う感じ方で。私と紡いだ時間一つ一つを丁寧に掬い上げ、砂の様に指の隙間から零れ落ちてしまわないよう、彼女の少し
丸い字が繋ぎとめていた。
 夏も終わる頃、リサは私と気紛れに指を絡めた。沈みゆく太陽が物悲しい夕方だったが、彼女はきっと真っ赤な夕焼けに明日の晴れを見ただろう。リサが綴る希望はいつしか私の視界すら彩っていた。
 私はリサが好きだった。めまいがする様な小さな輝きの洪水に溺れていた。日常に潜む光を両手一杯に包み無邪気に差し出す彼女が……。社会への反抗も嫌悪も関係ない。私はリサが、松本理彩が好きだった。
 友愛と恋慕の区別に苦しむなど青いと大人は笑うだろうが、笑った大人達にもその区別など分かるまい。青い、若いと笑いながら自分と比較し、時の流れを憂いているばかりだ。大人側に立つ歳になってこそ私はそう思う。
友愛と飽和するようで、いずれそれすら食い潰してしまうのではないかと不安になるほどのあの衝動を、私は今でも恋と呼ぶ。
 花や草木が芽吹いては枯れ、雲は流れて季節は巡り、進路を違えた私達の文通はそっと終わった。曖昧な記憶だが、確か私が最後に渡したきりだ。悲しいと思わなかったのは、ちょうどこんな感情を抱えているのが辛くなっていたからかもしれない。
 落ちた種は芽吹き、また、時に芽吹かなかった。雲は二度と同じ形に浮かばなかった。時の波にもまれて夥しい生命が押し寄せては朽ちた。私の淡い恋心も時にまぶした。
 私は想いを知られるのが怖かったのだ。拒絶されるくらいなら知られないほうがマシだ。そしてもしも私が「女」であることがその理由だったとしたなら、私の「女」は一生消えない呪いとして確立してしまうだろう。一生退けられない理不尽のシンボルとなって私を蝕むだろう。リサのささやかな光が私の日々を彩ったのと同じ様に。
 仮に彼女が私を受け入れたとして、私の胸を焦がすに留まっていた炎はいずれ彼女を苦しめる。私は己の人格や思考をどうにか肯定しながら、複雑怪奇で面倒なものだと自覚してもいた。それを抱えさせること、そんな人間の為に、拭えない偏見や弊害に満ちた茨の道に飛び込ませる自信が持てなかった。私は一部のみ妙に理性的だった。複雑怪奇な人格を持つ私なりの、突き詰めれば自己中心的な必死の自己防衛だったのだ。拒絶されることで傷つくのも、受け入れられることで傷つくのも、傷つけるのも、この上ないほど恐ろしかったのだから。
 私はじっと手紙を見つめ直した。住所はきっと、交流のあったお母さんから?わざわざどうして、手紙の形をとってくれたの。そっと封を切って手紙を取り出した。ああ、ほら。あの時と変わらない丸い文字。
 『お元気ですか。お変わりないですか。ちゃんと届くか心配だけど、懐かしい感覚に胸を弾ませながらこれを書いています。実は近いうちに、私に赤ちゃんが生まれるの。可愛い可愛い女の子です。故あって結婚式は生まれてからになりそうだけど、良ければ来てほしいな。生まれるのはきっと夏真っ只中だから、眩しい真夏の太陽みたいな笑顔の子に育ってほしくて。名前を「日葵(ひまり)」か「笑美(えみ)」で迷っています。旦那も模索してくれているけどちょっぴりセンスがない!次会った時どちらがいいか教えてね。ちょっと親馬鹿かな?私の話ばかりになってしまってごめんなさい。あなたのお話も聞きたいな。届いていたらぜひお返事くださいね。 理彩より』
 ああ思い出した。あの文通を終わらせたのは彼女ではない。終わらせたのは私だ。正確には返せなかった。最後に彼女から渡された手紙には別れが綴られていた。「離れていてもずっと友達だよ」「応援してるよ」「大好き」。そして「素敵な彼を見つけてね」。私はいつの間にか記憶に蓋をしていたのか。
 ついぞ恋文になることは無くとも、交わした手紙の数々は文字通り青春の一ページだった。内臓を食い荒らして啜るような激情を内包していようと、あれは確かに恋だった。皮肉にも今本当の「文通」になったこの手紙が、数年越しに私の恋を優しく殺した。幸せに満ち溢れた一文字一文字が、理解した所から思考回路を冷やして伝った。脳の奥の妙に冷
静な部分が彼女を祝福して、死んだ季節に取り残された私を嘲笑していた。
 想いを伝えていたら何か変わっただろうか。もし変えられたとしても、私はきっと伝えないだろう。たとえ今選択肢を与えられてもなお私は恐ろしいのだ。そしてなにより……彼女、幸せなんでしょう。
 私の脳裏に最悪の邪推が浮かぶ。幸せに心を躍らせる彼女は、とにかく誰かにその幸せを打ち明けたかったのではないか。中学の頃の友人、しかも文通を途絶えさせた私に手紙を書いてしまう程に。
 ……駄目だ。こんな卑屈な部分が、そしてその自覚こそが私の恋を腐らせたのだ。
 リサの幸せ、ささやかな輝きは今、彼女のお腹の中であどけなく眠っている。散らばっては転がる光をリサの手が掬い上げ……そして丸い癖のある字でそれらをそっと便箋に繋ぎ留める。何一つとして変わらないではないか。私達はあの頃からずっとこう在ったではないか。その事実が今は酷く胸を裂く。変わらない、変われない。だから、きっとまた私
は手紙を返せないだろう。
 本当におめでとう、私の親友。愛しい少女。
 私は窓を開け放った。湿気を孕んだ風と草の匂いが肌を撫で、肺と部屋を満たしていく。私はこの空気をよく知っている。
 ……ああ、また夏が来る!

受賞者コメント

このコンテストに応募する機会を与えて下さった先生をはじめ、支えてくれた全てに感謝しています。正直未だ実感が湧かず、混乱しているのですが、いただいた結果をこの先や確かな自信に繋げていけるように更に努力したいです。
この小説は、架空のかつて好きだった女性、から子供ができたという手紙が届くといった、私が実際見た悪夢が元になっています。作中の主人公には私の思想が大きく反映されていますが、妊娠や出産、結婚らを嫌悪している理由などは若干別物です。存在しないグロテスクな失恋を消化する、弔いの意味も込めていますが、先生の期待に応えたい、このコンテストで結果をのこしたいという思いも強かったと思います。
これを書くにあたり、自分自身の思想や繊細な部分に触れて読み解くことが必要だったため自傷のような感覚もありました。しかし、制作の経緯から内容に至るまで根本が負のエネルギーであってもエネルギーにかわりなく、またそれによって文を生みだすのも楽しいと感じるというのは大きな発見でした。
今この作品を見直すと拙いと感じる点が多くあります。それは当時の伸びしろであり、今の私の成長の証明なので、経験値として意識し、今の文をより良くしていくのが今後の課題です。後輩のみなさんは文を書くという行為が自分にとって何なのかを追求しながら、楽しむ気持ちを一番に書き続けていただきたいです。

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