頼れる部長として顧問の大島真由美先生やチームメイトからの信頼が厚い手塚由基(学校提供)

【主将の進む道】手塚由基(栃木・宇都宮北男子バドミントン部3年)

積極的に声を出す

昨年6月、前部長が全国高校総体県予選を最後に引退し、部員同士の投票によって部長に選ばれました。みんなを引っ張っていく立場になり、「しっかりリードしていこう」という気持ちが芽生えましたし、実際に練習でも積極的に声を出すことを心掛けています。

チームをまとめるためには、はっきりした言葉で伝えることが大事だと考えています。ただ、いつもうまく伝えられるわけではないので、言葉選びには気を遣います。

部長は仕事量も多く、こなすのはなかなか大変です。練習内容を考えるのも部長の役目で、大会で出た課題などを改善するメニューを組み立て、先生と相談しながら最終決定をしています。力が付いてきているチームなので、それに見合った練習や指導ができるように意識しています。

他にも、部員への毎日の連絡や練習後の体育館の施錠もあるため、誰よりも最後まで残らなければいけません。それでも良い意味で上下関係があまりないので、日頃からみんなで切磋琢磨(せっさたくま)し合い、良い雰囲気で練習ができています。 (構成・小野哲史)

【TEAM DATA】
部員20人(3年生13人、2年生4人、1年生3人)。部訓は「雑草魂」。2018年度は学校対抗でインターハイと全国選抜大会に、個人戦で全日本ジュニアと全国選抜大会に初出場を果たした。