「地域の伝承文化に学ぶ」コンテストは、高校生が居住する地域あるいは通学する高校の地域などで継承されている「伝承文化」に自主的に目を向け、課題を決め、その内容を実地調査したり、体験的に学んだりした結果をレポートとしてまとめたものを対象としています。ここでは、研究活動の手順やポイントを解説します。
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Step1 テーマ(課題)を決めよう
①自分が今までに体験したことや、地域の文化や民話に関する興味・関心をもったことを紙にいくつも書きだす ⇒ 課題候補
②書き出した内容について図書やWebを利用して調べ、概略を書き加える
③同じような内容のものを整理して課題候補が絞れたら、その中から課題とするものをひとつ選ぶ ⇒ 課題決定
- POINT
- ◉応募作品の内容が「地域の伝承文化」であること
- ◉自らの視点で課題が立ち上がっているか
- …図書館、インターネットを活用しよう
…気になった点、知りたいと思った点、問題点は? -
Step2 課題の下調べをしよう
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①課題について、step1よりも掘り下げた情報収集を行う
・今までどんな研究が行われてきたか、どのように説明されているか など②「①」で得た情報を整理してまとめる
- POINT
- ◉視野を広くして色々な情報を集めよう
- …類似している情報はまとめ、カテゴリー分け
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Step3 課題への取り組み手順を考えよう
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①下調べした情報をもとに、「何」を「どのように」調べるか計画を立てる
※図書やWebからの情報だけではNG!
・調査方法(現場訪問・見学、インタビュー、行事への参加、アンケート 他)
・調査期間(いつまでに調査を完了させるのか〈調査の順序は?行事の開催時期は?他〉)
・役割分担を決める(グループ活動の場合)②現地調査の計画を立てる
- POINT
- ◉今までどのような研究・説明がされているのかを知っておこう
- …最終的なまとめ方にもつながる
…レポートの目次も大まかに考えながら計画してみる -
Step4 現地調査を開始しよう
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【最重要ポイント】
自ら動いて、感じ、考えよう!フィールドワークで「歩く・見る・聞く・考える・まとめる」を行おう!
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①Step3の計画を基に、現地調査を行い、情報収集
・見学、インタビュー、写真撮影など、出来るだけ詳細に記録する②調査結果を整理する
- POINT
- ◉図書やWebの情報だけではNG
- …図書の丸写しやWebの情報のコピー&ペーストはダメ
- …現地に行って見聞きしてわかったことはもちろん、感じたことや疑問に思ったことも書き留めておく
- …調査・情報に不足は無いかを確認
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Step5 レポートの目次を立てよう
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①どのようにまとめるのかを再検討する
②目次を立てる中で、「何を言いたいのか」明確にする
- POINT
- ◉課題から逸れずに「何を言いたいのか」を明確にする
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Step6 レポートを作成しよう
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①自分だけ分かってもダメ!「何を言いたいのかわかる」が重要
・課題を明確に伝える
・調査結果の要点をしっかりと押さえる
・写真や図表を効果的に使う
・納得できる根拠を持った意見②第三者に読んでもらい、意見を聞いてブラッシュアップしよう
- POINT
- ◉課題に基づいた調査内容と結論が合致しているか
- …調査結果の中から、レポートに必要な情報はどれなのかを取捨選択する
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Step7 今後の課題
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①今回の調査で新たに分かったことに加え、今後の疑問点、問題点を挙げて次につなげよう
応募に関する情報は、応募概要ページ からご確認ください。
- 【 問合せ先 】
- 〒194-0022 東京都町田市森野1-34-10
高校生新聞社 コンテスト事務局 -
第19回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト係
TEL.042-724-2750 FAX.042-724-2860 - E-mail contest2023▲sclpa.jp
- ※▲を@に変えてください
- 主 催:國學院大學・高校生新聞社
協 賛:國學院大學若木育成会・國學院大學院友会・國學院大學北海道短期大学部
後 援:文部科学省・農林水産省・全国高等学校長協会・公益財団法人日本進路指導協会