私は高校1年生のころ、朝起きられない病気にかかり、学校に通えなくなった時期がありました。病気の原因は、昼夜逆転の生活です。病気を通して知った、生活リズムを整える大切さを伝えます。(高校生記者・bnn=高校2年)

朝起きれない病気にかかり

私は「睡眠相後退症候群」という病気を持っています。睡眠リズムが崩れて、寝る時間、起きる時間が遅くなる病気です。無理やり起きるとめまい、立ちくらみ等の症状が起きるため、大事な用事がある日でも起きることができません。この病気は「甘え」だと思われてしまうこともあり、周りからの理解を得るのが少し難しいです。

無気力で引きこもりがちに

私は高校1年生の頃、テスト前は家に帰ってからスマホを見たり、テレビを見たりして楽しんだ後に、深夜3時頃までテスト勉強をしていました。テスト期間中は徹夜して、帰宅してから寝るという昼夜逆転の生活。そんな生活が原因で、少しずつ夜に寝られず、朝に起きられなくなりました。

つけていた睡眠覚醒リズム表

学校を欠席する日数が増えて勉強についていけず、定期テストの点数が下がりました。勉強がうまくいかなくなると、精神的に不安定になって、無気力で引きこもりがちになりました。生活リズムも崩れて学校に通えなくなりました。

スマホと夜中の勉強が原因

このように生活リズムが崩れてしまった原因は、スマホの使いすぎと夜中の勉強だと思っています。高校生になると受験勉強、定期試験、検定の勉強などやるべきことは増えます。それまでのようにスマホを使ったり遊んだりしていると、やるべきことが後回しになります。生活リズムを崩すのは当然です。

1カ月の入院で元の生活に

一度生活リズムが崩れてしまうと、元に戻すのは本当に難しいです。お医者さんからは、再発することも多いと言われました。私の場合は、母がいくつも病院に連れていってくれ、約1カ月入院して今はほとんど元の生活に戻れています。

入院中の食事。入院生活は想像よりも大変でした

今、私は先にやるべきことを済ませてからスマホを使うようにしています。そして健康的に生活することで、集中力が上がり勉強もうまくいくようになりました。

皆さんにも、生活リズムやスマホの使い方、夜中の勉強を見直してほしいです!