バイオベンチャー企業のユーグレナは、持続可能な未来をめざして会社や社会の変革に取り組んでもらう18歳以下の「CFO(Chief Future Officer=最高未来責任者)」を募集している。応募締切は2023年10月15日。任期は24年2月から原則1年間。

「未来を生きる当事者に参加してほしい」

ユーグレナは独自のミドリムシ培養技術を持ち、食品や化粧品を通じたヘルスケアやバイオ燃料などの事業を手掛ける。サステナビリティ(持続可能性)を最も重視した経営をしており、「未来のことを決める議論に、未来を生きる当時者に参加してほしい」と、2019年に「CFO」の職位を設けた。

歴代CFO、商品のプラ削減や定款変更に貢献

今回募集するのが4代目。歴代CFOは、商品に使う石油由来プラスチックの削減、取引先飲食店をSDGsの観点でプロデュース、会社の事業目的を定める定款(ていかん)をSDGsの目標を反映させた内容に変える監修といった活動に取り組んできたという。

月10~15時間、報酬支払いも

CFOの業務時間の目安は週2~3時間、月10~15時間程度を想定している。チームのメンバーと協力しながら週1回のオンラインミーティングや月1回の進捗報告、経営陣への提案などを通じて、プロジェクトとして取り組む社会課題を定めて、解決のためのアクションを実施してもらう。報酬は、在籍する学校の規則などの事情を考慮して決められる。

世界をよりよくする強い意思を

応募資格は18歳以下で、2024年2月から25年1月まで活動できること。英語力や自主性、チームを動かす力などを求める。担当者は「世界をよりよくするために社会課題を解決したいという強い意思がある方にCFOになっていただきたい」と話す。

応募時の課題と面接で選考する。詳細は公式サイトを参照。