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「将来、発展途上国の支援に携われるような人になりたい」と考えている衛さんのエッセイは、夏休みに参加したオンラインワークショップをきっかけに、参加した高校生同士でチームを作りさらに議論を深め、NPO立ち上げへと行動を起こす様子が描かれている。

2021年度 審査員特別賞
衛 千尋さん 学校法人市川学園 市川高等学校 1年

 

 

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

学校の夏休みの課題でこのコンテストの紹介があり、自分が夏休みにオンラインで海外の高校生と行なった議論から得たことを多くの方々に知って欲しいと思い、応募させていただきました。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

「生理の貧困」といえば、日本では「お金がなくて生理用品が買えない」というイメージがありますが、発展途上国ではそもそも生理についての知識が無かったり、衛生面では欠かせない清潔な水道水がなかったり、生理がタブー視されていることもあり、苦しんでいる女性が多くいます。このことをぜひみなさんに知ってもらって、問題意識を持ってほしいということです。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

「生理の貧困」というのはなかなか話題にしづらいテーマであったので、どのように書けば読み手が納得できるのか、「自分も問題意識を持とう」と思えるのか、と伝えたいことを明確にし、常に読み手を意識して書きました。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

執筆して改めてこの社会問題の深刻さを知り、これから先、解決のために取り組んでいきたいことを自分の中でまとめることができたのでよかったです。

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

テーマを決める上では、自分が一番興味を持っていること、一番伝えたいことについて、まずはしっかり調べて知ることが大切だと思います。そこで新たな発見があったり、「自分だったら解決のためにこうするな」と思うことがあったら、誰に伝えたいかというのを意識しながら文章にしていけばいいと思います。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

私は将来、発展途上国の支援に携われるような人になりたいです。現状を見極め、発展途上国の人たちが本当に必要としている、この先10年20年後にも繋がるような支援を行っていければと思います。