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父がタイ人、母が日本人である野中さんの母は、彼女のことを「ハーフ」ではなく「ダブル」と呼ぶという。そんな彼女が、学校で行っている「奨学金をタイやラオスの子どもたちに贈る活動」を通して感じたことや、自らの変化が素直に書かれたエッセイ作品だ。

2021年度 独立行政法人国際協力機構理事長賞
野中 真里さん 山梨英和中学校 2年

 

 

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

ちょうど夏休みの課題でタイに関する自由研究をしていたので、そのことを含め国語の先生に作文にしてみるように勧められました。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

今自分がいる境遇は自分が偉いのではなく、偶然に与えられたもので、世界には十分に教育を受けることができない人がいることを知ってほしいと思いました。またそういう人たちのために自分たちにも何かできることがあることを伝えたかったです。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

自分が実際に活動したことを記述しました。そしてその活動の中で自分が考えたこと、これからどうしたいのか、そういうことも書きました。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

文章にしてみると、改めて自分の考えがまとまり、自分の将来について描きやすくなりました。また授賞式で審査員の先生方に質問したり、お話を伺うことができ本当にうれしかったです。そしてほかの受賞者の方々とオンラインで交流することができ、皆さんの意識の高さや考えの深さに刺激を受けることが出来ました。

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

コロナ禍で海外研修などに行く事が出来ない今は、身の回りにある出来事に目を向けるとよいと思います。私がそうであったように、よく見ていくと当たり前が本当は当たり前ではなかったり、いろいろな人のおかげで成り立っていることに気付けると思います。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

私は教育に興味があるのでJICAやUNICEFのような国際支援機関で働いてみたいと思います。