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小学校入学直前に東日本大震災が起きたという菅野さん。重苦しい毎日から救ってくれたのが音楽との出会いだったといいます。音楽を通じて広がった彼女の世界について記してくれています。

2021年度 文部科学大臣賞
菅野 莉子さん 福島県立相馬高等学校 2年

 

 

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

もともと国際関係の職業に興味があり、「世界」がテーマであるエッセイを書きたいと思っていました。そんな時、校内でJICAのエッセイコンテストを募集しているポスターを見て、挑戦してみようと思い、応募しました。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

震災後の不安な日々を過ごしていた中でも、音楽を通じて世界と繋がり合うことが出来た私の経験から、コロナ禍でやり切れない気持ちを抱えている全ての人々へ贈る、未来へと向かう希望のメッセージ。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

東日本大地震とコロナ禍の街の風景が似ていると感じたことを文章で表現したところ。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

エッセイを書くことで、小学生の時に感じた外国人に対する恐れは、自分と違うものを遠ざける気持ちと偏見だったのだと気づくことが出来ました。音楽を通じてその偏見に気づき、「自分と違うもの」を積極的に理解しようという考えを身につけることが出来て、本当によかったです。

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

テーマは、自分が実際に経験したことを書くのが一番だと思います。なぜなら、その方が具体的に書くことが出来るし、気持ちものせやすいと思うからです。自分がより具体的に書けるものをテーマにするといいでしょう。文章を上手に書くには、やはり語彙力が重要です。普段から、いろんなものに触れて、沢山のことを経験して、様々な人々と関わり合うことが語彙力を向上させる第一歩になると思います。それから、文章を書くときは自分の思ったこと、感じたことを素直に書くべきだと思います。誰でも、自分の意見や考えを持っているはずなので、それを自分の中にしまっておくのではなく、世の中へどんどん発信して欲しいです。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

私は、将来、貧困や差別、戦争などの問題を抱えている国へ行ってみたいです。オーケストラで外国人の方々と共演する際にその国の文化や言語を学んだり、合同練習のときに直接、自国についての話を聞いたりすることがよくありました。そのときに、他の国では、貧困や差別などの問題が多く残っていることを実感しました。私は、実際にそのような国へ行って状況をこの目で確認して、今の私たちには何が出来るのかを知りたいと思います。それから、私たちは、東日本大地震のとき、たくさんの国の人々からお金や楽器などの寄付を頂きました。だから、今度は私が音楽で繋がっている世界の仲間たちに恩返しをしていきたいです。