東京情報大学 看護学部は、2017年4月にできた学部。今の4年生が第1期生であり、来春初めての卒業生となる。看護学科の土田彩華さん(茨城県立下館第一高校出身)もその一人だ。彼女に、自身の4年間と卒業後の進路を聞くシリーズ企画。3年生では約半年間ものあいだ実習を行った。一番忙しい1年になったという。

【第1回】土田さんが看護の道を選んだ理由や、1年次の実習のエピソードはこちらから!

 

【第2回】実習が始まり、東北ボランティアツアーにも参加。2年次のエピソードはこちらから!

 

実習が続く後期が3年生のハイライト

3年生では、9月以降3月まで約半年間、実習が続きます。講義を受けるタイプの授業は前期で終わり、夏休みは2年生の時と同様、東北ボランティアツアーに参加しました。

半年間の実習は、本当に大きな経験になりました。3年生ではさまざまな病院で、領域ごとの実習を受けます。領域とは、「小児」「高齢」「母性」「精神」「成人(急性期)」「成人(慢性期)」「成人(リハビリ期)」というように、対象とする患者さんの状況が異なります。2週間ずつ、すべての領域を経験するんです。

私は10か所ほどの病院で実習を経験しました。都内の病院から大学周辺の千葉の病院までたくさんあるのですが、主に船橋市にある病院に通うことが多かったです。

朝は5時台、6時台のバスに乗り、その後電車で向かいます。家から病院まで、1時間30分~2時間ほどでしょうか。実習が終わるのは夕方の16時半か17時ころ。ほぼフルタイムで働くようなものですね。

さらに「記録」といって、その日の実習で学んだことをまとめ、毎日提出しないといけません。友だちの中には、一度帰宅して仮眠を取ってから、夜中までかけて記録をまとめている人もいました。下手したら徹夜なんてことも…。だいたいみんな睡眠不足になっていましたね。

私の場合は、一度寝たり、後回しにしてしまうと起きれなかったり、気力もなくなっちゃうので、実習が終わったあと自宅には帰らずにそのままバスで大学に戻り、夜までに記録を終えてから帰宅していました。記録は、本当に量がすごいんですよ。

 

 

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さまざまな領域の中で一番興味を持ったのは…

すべての領域を経験した中で、興味を持ったのは「急性期」です。急性期の実習に入って、初日に手術の担当になって、手術の現場を見ることができたんです。初めて見る手術の様子はとても感動しました。

また、患者さんの回復も早いんです。早ければ1週間ぐらいで退院していく人もいます。患者さんの状態を確認して、毎日ケア方法を考えていくのですが、それも日々変化が起きていきます。これが慢性期の患者さんだと大きく変化はしません。急性期の場合は、ガラッと変わっていくのが印象深かったですね。

実習の内容も2年生とは違っていきます。もちろん私たち学生単独ではできないのですが、6割~7割は指導者さんや教員の先生が入ってくれていた2年生の頃と比べて、3年生の実習では、ほぼ見守ってもらいながら自分たちがケアをするという感じでした。

半年間の実習は、毎日の記録も含めてとても大変でしたけど、とても大きな経験になったと今でも思います。(1/18公開の第4回に続く)

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提供:東京情報大学