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フィリピンにボランティアに行っていた中村真依子さん。コンテストをきっかけに、学びを文章にし整理することができ、今後はその学びを活かした活動も広めたいと振り返りました。

2019年度 国際協力特別賞
中村 真依子さん 京都市立西京高等学校 1年)

 

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

先生が勧めてくださったからです。京都市教育委員会のプログラムでフィリピンにボランティアに行っていたのでその学びを文章にしたいと思いました。また、副賞の海外研修も魅力的でした。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

現地のことを知らないと、支援できることは少ないとか途上国の生活は劣っているなど勘違いしてしまうが、愛をもって小さな支援を積み重ねると未来は明るくなるのではないかということを表現したかったです。

自分たちが決めたことを広めて、他の学校でも取り組んでほしいと思いそのことも書きました。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

帰国したのが8月初旬で学校の課題や行事などでゆっくり考えて執筆する時間がなかったので、勢いで書きました。かえってそれで、勢いや熱意が込められたと思います(笑)その中でも多くの人に伝わりやすい表現になるように意識しました。海外研修の間毎日、日記を書いていたのでそれをもとにできるだけその時の気持ちそのまま表現しました。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

執筆することで、研修の学びを整理して振り返ることができたのがよかったです。研修中の日記を見て自分の変わらない思いや変化などを知ることができました。人にその思いを伝えるために、文章にして形にできたので良かったです。

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

コロナウイルスの影響で海外に行けなくてもテーマは身近にあるものでもいいと思います。SNSなどのメディアによって世界とのつながりを感じやすいと思うのでそこから感じたことを書いてみてもいいと思います。いつもとは違う視点をもって取り組んでみてほしいと思います。しかし、文章に説得力を持たせるためにも自分が本当に思ったことを素直に表現することが大切だと思います。理想的な内容かどうかよりも、自分の経験を踏まえ何を感じたかどうしたいかということを意識して書くといいと思います。

たくさんの人に読んでもらう文章なので、時間があれば表現や書く順番にもこだわってより伝わりやすく遂行してください。マインドマップなどを書いて考えを整理するのも効果的かもしれないです。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

私はまだ具体的な将来の夢を見つけられていません。しかし、何かをしようと思ったときにより良い行動を起こせるように様々なことを経験していろんな考えに触れたいと思っています。また昨年の学びを活かした活動も進めていきたいと思います。そして、身近にできる支援を広めるという形で国際協力にかかわっていきたいです。