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船越楓華さんは地元の函館市で学生のサークルを作り、持続可能なまちづくりや国際問題について話し合う場を設けている。そのきっかけとなったスウェーデンでの研修で聞いたこと、感じたことをありのままに書きました。
2019年度 審査員特別賞
船越 楓華さん(遺愛女子高等学校 2年)
Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。
JICAのエッセイは前から知っていましたが、私は何の経験なかったので書くネタになるようなものが無く、書けずにいました。ですが、2019年度の少年少女国連大使に選ばれることができ、スイス・スウェーデンでの研修を通していろいろな発見や経験ができたので、それをより多くの人に自分の言葉で発信したいと思い、書きました。それから、私は発展途上国の教育支援に興味があるので、純粋に海外研修に行きたくて応募しました。結果はあと一歩のところで海外研修には届きませんでしたが、賞を頂けて本当に嬉しいです。
Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?
SDGsを進めていくにあたって、私たちのような学生や若者も積極的に主力になっていくことが重要ということです。今後日本がSDGs達成に向けてどう動いていくかは、私たち若者がSDGsとどう向き合っていくかにかかっていて、まだ子どもだから何もできない、というのではなく、子どもだからこそ行動するんだということを伝えたかったです。
Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。
特にありません。研修で私が見たことや聞いたこと、感じたことをありのままに書きました。
Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。
研修での発見から私が思ったこと、感じたこと、さらに、学んだことを踏まえてこれから私はどうしていくかを書けたのは良かったと思います。
Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。
「よりよい世界の未来」「平和な世界」と聞くと、戦争や貧困など主に途上国をテーマにしたものが思いつきやすく、そのようなテーマを選びがちですが、そうではなく、自分の本当に身の回りにあることをテーマにすると書きやすいかと思います。自分が実際に見たこと、聞いたこと、関わったこと、それを自分の言葉で素直に表現できたら良いと思います。
Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。
研修前は、途上国の教育支援に興味がありました。ですが、研修を通して日本には日本が向き合うべき問題があるという発見をしました。ですので、今は日本の教育をもっとよりよいものにしていきたいという気持ちが強いです。それでも、機会があれば、国際協力の道にも入ってみたいと思っています。