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2018年度独立行政法人国際協力機構理事長賞 齋藤真緒さん(福島工業高等専門学校3年)

 
 

Q. エッセイコンテストに応募されたのはなぜですか? きっかけや経緯を教えてください。

私は2016年の夏にネパールにボランティア留学をしました。そこで感じたことや学んだことをただの自分の中の「思い出」にしたくなく、誰かに伝えたいと思いエッセイに応募しました。

Q. エッセイで一番表現したかったのはどんなことですか?

実際に現地の方の声を聞いたり、現地を訪れるなど、私がネパールで学んできた「実際に行動する」ことの大切さを伝えたかったです。

私の地元は福島県にある大熊町で、福島第一原子力発電所事故により帰還困難区域に指定されています。留学を通してより強くなった、大熊町の復興への思いも伝えたかったです。

Q. エッセイ執筆の過程で苦労したことや、工夫したことがあれば教えてください。

今回の募集テーマが「世界の幸せのために私たちができること」だったのですが、どうしても「ネパール」や「大熊町」というように、一部の人の幸せのためにできることだけになってしまい、「世界」という大きな規模で自分にできることを考えるのが難しかったです。ネパールでの経験を思い出し、文書化しながら、ネパールでも大熊町でも世界でも通用するような「できること」を考えました。

Q. 執筆してよかったと思うことがあれば、教えてください。

改めて、自分がネパールで学んできたことや、大熊町への思いを整理することができたので良かったです。エッセイに応募したことでこれから「行動」していくモチベーションにも繋がりました。

Q. 次回のコンテストの応募を考えている生徒に向けて、テーマの決め方や、文章の書き方のアドバイスをお願いします。

とにかく、自分の経験を文書化すると良いと思います。また、家族や友達、先生に自分の話を聞いてもらって意見をもらったりするのも良いと思います。頭の中だけで考えていると、整理が出来なくなってしまうので自分の思いを「アウトプット」することが大切だと思います。すると書きたいことが段々と明確になってくると思います。

Q. あなたのこれからの目標や夢があれば教えてください。国際協力に何らかの形でかかわりたいと思っているようでしたら、そのかかわり方も教えてください。

将来は、大熊町に住み、大熊町の復興に従事していきたいと考えています。多くの人が住みたくなるような、訪れたくなるような大熊町の「まちづくり」をしたいです。また、もし日本や世界のどこかで災害が起きたら、現地に出向いてボランティア活動をしたいです。