私は去年「埋没(二重まぶたにする整形手術)」をしました。その頃は周りに理解者も少なく、一番親しい友人にも言いたくありませんでした。コンプレックスはなくしたいけど、変な目で見られたくない。葛藤の中で過ごした時間は、自分探しの時間でした。(なつ=3月卒業)

笑ってもにらんで見える目が嫌で…

「埋没」に対して皆さんはどう思いますか? 埋没とは、細い糸を使ってまぶたに二重を生み出す施術のことを言います。

自分では笑っていても、いつも写真ではにらんだような目になることが嫌で、アイプチ(まぶたにのり付けをして二重にする道具)をしていました。それでもくせが付かないほどの一重に悩んでいた私は、母から埋没という方法もあると言われました。

埋没前はいつもアイプチを使っていた

術後「いいじゃん!」友達の言葉に喜び

私は高校3年生の冬休みに施術を受けることを決めました。信頼できる方にお任せしたかったので、前から別の施術でお世話になっていたクリニックの先生にお願いしました。

施術後は念願の二重を手にした高揚感に浸る一方で、友達からどんな目で見られるのか不安でした。それまで隠し事をしてこなかった一番親しい友人(Aちゃん)にも言うことはできませんでした。

休み明けにAちゃんに学校で会うと、私の目を見て「あ!」と言いました。次にどんな言葉が来るのかヒヤヒヤしていましたが「(埋没)したんだね~。いいじゃん!」と言うだけでした。あまりにもあっけらかんとした態度に、こちらが驚いてしまいました。

明らかに変化した私の目に対して、何か言いたげな人もいました。けれども、理解のある友達から褒めてもらえたことがとてもうれしかったです。

自分の好きな自分になれるかが大切

最近では、私の高校でも埋没をする人が増えてきました。二重の手術をする人が増えたからといって、一重が悪いというわけではありません。一番大切なのは、「自分の好きな自分になれるかどうか」です。

埋没後は写真への抵抗感が少なくなった

私は一重のコンプレックスがなくなり、写真を撮られることへの抵抗が少なくなりました。比較的簡単にできることから「プチ整形」とも呼ばれますが、顔に施術を行うため慎重な判断が必要です。これから埋没等を考えている方は、費用面も含めてクリニックとよく相談することをお勧めします。