勉強に集中できる人、しづらい人には、どんな違いがあるのでしょうか。私には年下のいとこが2人います。2人の勉強を見て、教員志望の私が感じたことを書こうと思います(高校生記者・すおの=3月卒業)

モチベが上がる「教え方」って?

私の夢は先生です。中学生の頃から思い描いています。そのために今、何かできることはないかと考えていました。

前々からテスト期間に得意科目を友達に教えることはありました。教え方はうまいとは言われますが、少し眠そうな顔をされることが多いです。どうしたら勉強へのモチベーションを上げられる教え方ができるのか、模索していました。

将来の夢は先生(写真はイメージ)

小学生の宿題を見てみたら

暇な時間も増えたころに、親から「祖母と一緒にいとこの面倒を見に行ってはどうか」と提案されました。いとこは2人とも小学生です。

私は主に宿題などの勉強を見ました。2人は勉強への取り組み方が違いました。下の子は帰宅後すぐに宿題に取り組み、終わらせてから遊びます。上の子は帰宅後に結構だらだらして、勉強中も他のことが気になる様子。

「勉強への苦手意識があるかないかの差だろうか」、同時に「どうしたら勉強へのモチベーションを上げられるか知っておくべきだ」と思いました。

声掛けに工夫、集中できてるかチェック

だらだらしてしまう上の子には根気よく声をかけました。1人にしておくと人が集まっている方が気になるので、誰かが見ている必要があるようです。私もその子と同じように、ほかが気になって集中できないところがあり、気持ちが分かりました。

集中できていなさそうだったら「これが終わったら本を読もうね」などと、終わった後に遊ぼうと声をかけました。おかげでいつもより早く終わったらしく、いとこたちと一緒に遊ぶことができました。

勉強へのモチベーションを上げるために声をかけた(写真はイメージ)

やる気の出し方は一人ひとり違う

「教える」という行為は難しいなと感じました。しかし一人一人に合ったやる気の出させ方が分かれば、きっといい影響を与えられるのではないかと思います。

私は大学に入ってから塾講師のアルバイトをしようと思っています。そこでいろいろなタイプの子どもたちと出会い、試行錯誤して、いつかなりたい教員像に近づけたらいいなと思ってます。