東京工業大学の2022年度入試の志望者数や難易度・偏差値、第一段階選抜(足切り)の予測を河合塾が共通テストリサーチの結果を基にまとめた。

大学全体の出願予定者は前年並みの102%。環境・社会理工学院が110%と最も増加した。前年、志願者が最も減少した反動だ。一方、情報理工学院は前年の90%に減少した。他学院の前年比をみると、物質理工学院は前年比108%、工学院は106%、理学院は102%、生命理工学院は100%。

東京工業大学の2022年度入試の出願動向予測(河合塾提供)

合格率50%の目安となるボーダー得点率は情報理工学院が79%と、前年に続いて6学院の中で最も高い。ただし、東工大は共通テストの成績を2次試験では使用しないため、ボーダー得点率はあくまで学力の目安だ。

合格可能性50%の目安となる偏差値は、6学院とも65.0だ。

共通テストの成績による第一段階選抜は、全学院の志願者の合計が定員の合計を超えた場合に実施するとしている。河合塾では、2次試験のみで判定される形式であることから、他大学志望者の流入が見込まれるとし、得点率50%(450点)で実施されるとみている。