高校生の大学受験、中学生の高校受験、小学生の中学受験の時事問題対策にも役立つように、2019年10月の重要ニュースをわかりやすくまとめました。

消費税率が10%に引き上げ、飲食品などは「軽減税率」で8%

●物やサービスを買うと課される「消費税」がこれまでの8%から10%に引き上げられた。今回、初めて「軽減税率」の制度が設けられ、外食・酒類をのぞく飲食品や、宅配の新聞にかかる税率は原則、8%のままとされた。(10月1日)

ノーベル化学賞に吉野彰さん、リチウムイオン電池を開発

●2019年のノーベル化学賞に、旭化成の研究者としてリチウムイオン電池を開発した吉野彰さん(71)が決まった。アメリカの大学教授2人との共同受賞。授賞式は12月10日にスウェーデンで開かれる。(10月9日)

関西電力の会長、社長が辞任へ 不適切な金品を受け取る

●関西電力は、会長と社長が辞任すると発表した。関西電力の原子力発電所がある福井県高浜町の元助役から、関西電力の役員ら20人が3憶円を超える金品を不適切に受け取っていた問題が発覚し、同社への批判が高まっていた。(10月9日)

緒方貞子さんが亡くなる、日本女性初の国連機関トップ

●紛争や貧困から人々を守ることにつとめた緒方貞子(おがた・さだこ)さんが亡くなった。92歳だった。緒方さんは1991年に国連難民高等弁務官に就任した。日本女性として初の国連機関トップとして世界の紛争地で難民の保護などを指揮した。(10月22日=発表は29日)

沖縄の「首里城」で火災、主要な建物が消失

●沖縄県那覇市の首里城(しゅりじょう)で火災が発生し、「正殿」など7つの建物が焼け落ちた。琉球王国(15~19世紀)の中心地だった首里城は1945年に戦争で焼失したが、1992年に正殿などが復元されていた。首里城跡などは2000年に世界遺産に登録されている。(10月31日)

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