専門の器具を使わなくても、自宅で簡単にできる筋力トレーニングを、東海大学健康学部の有賀誠司先生に教えてもらった。(構成・小野哲史、モデル・畠山亜梨)

左右レッグスイング

立ったまま片足を左右にスイングすることで、お尻の横(中臀筋)と太もも内側(内転筋)の筋肉を刺激する。動作中の重心位置の変化や切り返し時の負荷に耐える筋力が必要。

足のスイング動作はリラックスしてリズミカルに行う。体幹も刺激され、バランス感覚も養うことができる。

 

両手を腰にあてて片脚立ちになり、上半身を固定したままで浮かせた足を外側に上げる

                  ↓

 

上半身の正面の縦のラインを一定に保ちながら、振り上げた足を内側に振る。再び外側に上げる動作を左右交互に繰り返す

 

 

上体が左右にぶれてしまうと、鍛えたい部位をしっかり刺激できない

有賀誠司先生(東海大学健康学部健康マネジメント学科教授)

 

あるが・せいじ 筋力トレーニングの研究を行いながら、多くのアスリートのトレーニング指導に携わる。著書に『基礎から学ぶ!筋力トレーニング』(ベースボール・マガジン社)など多数。