より深い内容を速いペースで学ぶ高校の授業。授業内容の定着には予習や復習が欠かせません。予習・復習の仕方やコツについて、高校生記者たちがアドバイスします。

予習は効率よく

【1】授業前などスキマ時間を有効活用

高校では、先生によっては授業のペースがとても速く、予習復習が必要なことも多いです。私は、苦手な理数系の科目はあらかじめ教科書を読んでおくなど、授業前の休み時間に予習をしていました。学校に着いてすぐの朝の時間や、昼休みの空いた時間に教科書を読んでおくだけでも、十分「予習」になります。スキマ時間を上手に利用して、無理のない範囲で予習復習の習慣を身につけてください。(桜いをり=3月卒業)

授業前の時間を使って予習(写真はイメージ)

【2】英語の予習は類義語や派生語、和訳まで

特に英語の予習には力を入れています。新しく出てきた単語があったら、類義語や派生語までチェックしています。教科書の長文などは事前に読んで和訳しておくことで、授業に集中できます。(青=2年)

復習で知識の定着を図る

【3】忙しい人は復習重視で

高校生になると、予習と復習の量が多くなります。予習よりも復習に力を入れるのがオススメです。私は部活や他の活動で予習の時間がなかったり、予習してもわからなかったりすることがありました。無理して予習するよりも、復習に何倍も時間をかけたほうが定着しやすいのかなと感じます。(みとたま=3月卒業)

復習で授業内容を定着させよう

【4】復習は予習でのミスを中心に

高校の授業の進度は中学に比べてとても速いです。復習では、予習で解いて不正解だった問題を解き直すようにしています。この方法で少し時間に余裕をもてるようになりました。(べいびぃ=3年)

中学の復習も効果的

【5】中学の内容を取りこぼさない

高校3年間の勉強は、中学で学んだ内容に基づいているので、中学時代の復習も大事です。私は周りが言うほど、高校の勉強は難しすぎると感じませんでした。あまり不安に思わないでください。(りとるしゃけ=3月卒業)