友人関係や行事など、何かと大変な高校生活。生きづらさを感じている人も多いのではないでしょうか。私の実体験をもとに、生きづらさを改善する方法を紹介します。(高校生記者・さぼてん=2年)

生きづらさの原因を知る

まずは生きづらいと感じる原因を明らかにし、対処法をストックしておくことが大切です。1年ほど前、私は一日中ぼーっとし、好きなことをするのもつらい時期がありました。

フリーボードというアプリを使ってトリセツを作成

そんな時、SNSで「周りからの刺激を受けやすい敏感な人」についての投稿を見ました。私も周囲の刺激を受けやすいだけでなく、マルチタスクが苦手、気疲れしやすいなど自分を客観視できました。生きづらい原因はそこにあったのです。

自分の「トリセツ」を作る

それから私は「トリセツ」の作成を始めました。トリセツには苦手なこと、それによって生じる不調、対処法を書いています。

スマホのホーム画面をトリセツにしています

この前の修学旅行で、私は伝統芸能の大きい音で頭痛がしたり、人混みでしんどくなったりしました。ですが、トリセツに書いた対処法を思い出し、途中で外に出て休んだことで大きな影響が出ずに済みました。トリセツのおかげで、苦手なことだらけで憂鬱(ゆううつ)だった学校行事が少しずつ楽しめるようになりました。トリセツは効果絶大です。

自分のペースを大切にする

自分が心地よく感じる場所を見つけることもおすすめです。私は集団行動やざわざわした休み時間の教室が苦手です。みんなと同じように友達と楽しく過ごせない自分に劣等感を抱き、つらい時期もありました。

課外活動の参加証明書

しかし、今の私は学校外の活動に目を向け、自分のペースでさまざまなことに楽しく取り組んでいます。イベントの企画や運営に挑戦したり、高校生記者として記事を書いたり……。そこで出会った仲間のおかげで楽しく過ごせています。「帰ったら楽しいディスカッションイベントが待っている!」と、苦手な学校を頑張る原動力にもなっています。学生団体の活動やボランティアに参加するなど、学校だけに縛られる必要はないと思います。

生きづらさを感じるのは頑張っている証拠。疲れたら、逃げたって自分を甘やかしすぎたっていいんです。自分を大切にしてみてください。