毎日の通学時間を勉強に充てれば、積み重ねが大きな成果を生むかもしれません。通学時間や隙間時間の勉強法を高校生記者たちに聞いてみました。

暗記科目に取り組む

【1】数学の公式を紙に書く

1時間くらいの電車で、数学の公式を紙に書き出して定着させる時間にしています。単語テスト勉強や終えていない課題もします。(一宮鈴愛=1年)

【2】マスクの中で口を動かし暗記

学校まで1時間ほどの電車時間で、英単語や日本史を暗記しています。マスクの中で口を動かし目を覚ましつつ、脳に刺激を与えて暗記をしています。(ラパン=3年)

通学時間の勉強は暗記が主流(写真はイメージ)

【3】メモ帳を活用

小さめのメモ帳に覚えにくい語句をあらかじめ書き、常に取り出しやすいポケットなどに入れておきます。電車を待っている間など、ちょっとした隙間時間にもさっと見られておすすめです。(桜いをり=3年)

【4】単語帳をチェック

電車で立つときは単語帳を見るだけ、座れるときは間違えた単語にチェックをつけながら勉強します。小さなバッグに財布、単語帳、シャーペン、消しゴムをまとめて、リュックと別に持ち運ぶことでいつでも単語帳を取り出せるようにしています。(Aurora=2年)

【5】小テストの勉強をする

その日の小テストの勉強をしています。前日の夜に勉強し、隙間時間にもう一度復習すると効率よくインプットできます。(茶豆=3年)

【6】信号待ちの時間を活用

信号やレジの待ち時間に、歴史で習ったことを思い返しています。例えば十字軍の遠征なら「トルコ系イスラームのセルジューク朝がアナトリアに進出したことがきっかけとなり、1095年のクレルモン公会議で派遣が提唱された」と、思い出せるだけ知識を並べます。(かすてら=2年)

スマホを活用する

【7】満員電車ならスマホで勉強

往復2時間弱で単語の勉強をし、寝る前にテストをします。満員電車だとスマホで単語帳の写真を見ることも多いです。(れもん=1年)

スマホを活用し混雑時も勉強(写真はイメージ)

【8】アプリを活用

英単語帳の教材会社が出しているアプリで、英単語のテストをしています。単語帳を一度さらって、全問正解まで何度もテストを繰り返します。スマホひとつで、混み合う電車内でも気兼ねなくできます。(もりよ=3年)

動画や音声を利用 洋書を読む人も  

【9】授業動画で予習復習

スタディサプリなど授業の動画を見て苦手な範囲を理解できるまで繰り返したり、予習をしたりしています。(めきゃべ=1年)

【10】リスニングに取り組む

単語の音声をイヤホンで聞き、脳内テストをしています。文字と音声が結びつき、リスニングでも、瞬時に意味を理解できます。参考書を広げる必要もありません。(みかん=1年)

洋書で読解力もモチベーションもアップ

【11】洋書で英語に触れる

洋書を読むのがおすすめ。面白い洋書なら先が気になり、勉強と思わず英語の読解力を伸ばせます。洋書を読むとかっこいいことをしている気持ちになれて、モチベーションを保てます。(すい=3年)