高校の勉強では、暗記から逃げられません。勉強方法にもひと工夫必要です。より効率的に、確実に暗記するための方法を高校生記者たちに聞いてみました。

反復して定着させよう

【1】赤シートを活用

赤シートを使って何度も反復します。覚えて、忘れて、また覚えて、というサイクルを繰り返すことで、自然と記憶に定着します。ひとつひとつ順番に完璧にしていくのではなく、広く浅く覚えていくのがおすすめ。模試や受験に向けて情報を長期記憶として脳に保存するためにも、繰り返し反復してコツコツ暗記することが大切です。(桜いをり=3年)

【2】人形に向かって説明

人形に向かって授業する感じで、声に出して説明しています。範囲の初めの部分は勝手に覚えてしまうくらい、とにかく繰り返すことが大切です。(ごぱん=3年)

人形に説明するのも効果的

【3】最低10回繰り返し見る

暗記したい事項を、最低10回は見る癖をつけています。出題範囲が狭いテストならば、繰り返し暗記せず高得点が取れるかもしれませんが、入試や模試は突破できません。(コウヨウ=3年)

【4】覚えたら紙に書き出す

時間を決めて教科書やノートを読み、その後何も見ずに読んだことを思い出しながら紙に書き出しています。尊敬しているYouTuberが「勉強は『覚えること』より、『覚えたことを思い出すこと』に重点を置くべき」と言っていました。実践してみるととても効果がありました。(Aurora=2年)

間違えるポイントを見つけよう

【5】苦手ポイントを可視化

自分の間違えやすいポイントを可視化します。教科書の覚えられない用語の近くに印を付けておきましょう。そして、テスト前は印がついた用語を暗記することに全力を注いでみてください。自分の苦手な箇所を洗い出し、そこを重点的に覚えることで弱点が克服できます。点数アップにつながること間違いなしです!(あなご=3年)

覚えていないところを可視化(写真はイメージ)

【6】まとめノートは作らない

まとめノートなどを作るのは時間がもったいないです。まずは教科書やノートに暗記ペンを引き、赤シートなどを使って暗記します。テスト前日に覚えていないところだけノートにまとめて覚えています。(さるすべり=3年)

【7】太めのカラーペンで単語を書く

覚えられない単語は、太めのカラーペンでプリントの余白に大きく書いて、すぐにわかるようにインパクトをつけます。プリントを目で見て、声に出して、リズムを使って覚えます。電車に乗っているときや寝る前に見ると覚えやすいです。青いペンで何回も書くと覚えやすくなると思います。(ラパン=3年)

暗記アイテムを自作する

【8】単語カードを作る

単語カードを作成するのがおすすめです。常に手元で勉強ができます。ただ、作成するのに時間がかかるので、テストが近いときに単語カードを作り始めるのは効率が悪いです。(水素水=1年)

自作単語帳で暗記を効率よく(写真はイメージ)

初めからできている単語帳より、自分で作った単語帳のほうが絶対に覚えられると思います。ルーズリーフなどに英単語と意味を書くだけでいいので、自分で作ってみてください。めちゃくちゃおすすめです。(りとるしゃけ=3年)