ゲームは“する時代”から“つくる時代”へ!?(明星大学情報学部 長 慎也教授)<PR>


 

手軽に楽しめて男女問わず大人気のスマホゲーム。熱中してつい夜更かししてしまう人も多いのでは? 明星大学の先生にそんなゲームをきっかけにプログラミングのおもしろさについて聞いてみました。

 人気のスマホゲーム、本学も例外ではなく、学生の中にも日常的に楽しむ人が少なくありません。でも、「人がつくったものばかりやっていておもしろい?」と思ってしまうことがあります。

― 自分でつくるおもしろさとはどんなものですか?

 今、流通しているゲームって、「キャラクターがかわいい」とかデザインが先行していることが多いですよね。でも、ゲーム本来のおもしろさって、現実世界とは異なる動きや内容にあるのだと思います。そして、それらを生み出すのがプログラミングなのです。子どもの頃、自分たちでルールや道具をつくって新しい遊びを生み出してワクワクした経験はありませんでしたか?その意味では、ゲームのプログラミングもいっしょ。子どもの頃の遊びへの回帰と言えますね。

― なるほど。それは確かにおもしろそう!

 まずは体験してみることもおすすめです。明星大学情報学部では、夏のオープンキャンパスで「プログラミング体験教室」を開催しています。実際に簡単なゲームをつくったり、改造できるのでぜひ参加してみてくださいね。

― ゲームをつくったその後は?

 現代は、さらに「自分でつくって、ネットで発信できる」時代。自分がプログラムしたゲームを知人や友人をはじめ、多くの人と共有して遊ぶことができます。ツイッターでつぶやくように、ゲームも「こんなのつくった!遊ぼうぜ」と、つぶやき拡散する時代になってきています。でも、本学部の学びの目的はもっと先にあるのです。

― 学びの目的とは?

 ゼロからプログラミングできる仕事というのは意外と少ないのです。IT系に進む人の多くはシステムエンジニアとして、すでに改善されている市販のプログラムを運用して、企業の要望に応じたシステムを構築することが多いからです。ただ、運用には、プログラミングの中身を理解していないと、不具合が起きた時に原因を突き止められません。そのために、プログラミングの中身を知ることが大事であり、それこそが情報学部の学びの目的なのです。

― 具体的にどんなふうに学ぶのですか?

 1・2年次にプログラミングの基礎を身につけ、3年次には応用としてスマホアプリを作成します。さらに4年次には、テーマを決めて卒業研究に取り組みます。私は、プログラミングの他、コンピュータ教育、つまり教え方の研究が専門ですが、いずれもそれぞれのポイントを知ってもらうために、ゲームづくりを入り口にしています。

― プログラミングって重要なのですね。それでは、最後に高校生にメッセージをお願いします!

 「プログラミング体験教室」では、プログラミングの楽しさを知ってもらうことと同時に、自分の適性を確認してもらいたいです。なぜなら、プログラミングにはセンスが必要だから。高校生の場合、おそらくプログラミングは未経験の人が多いと思われます。「情報」の授業はあっても、アプリ等の使い方がほとんど。だからこそ、体験教室を通じて、「あ、自分はプログラミング得意かも」と気づいてもらいたいのです。また、大学で何をするにしても、自分で「こうしたい」と思うことが大事です。誰かに「こうしなさい」と言われて始めたことは、適性がないとすぐに投げ出したくなります。それだけに、適性を知るためにいろんなチャレンジが必要です。オープンキャンパスでのプログラミング体験もその一つにしてください。

プログラミングの学習における「難しい」「大変」を軽減するための,新しいプログラミング言語や開発環境,教材を開発する研究室です.ゲームを通じたプログラミング学習などを通じて,面白いものが作れる環境を目指しています.
 
 
 
 
 

長 慎也教授

 
 

 

 

 

 

 

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